戦前の譲渡車メニュー
画像:絵葉書「信濃鉄道と日本アルプス」(中萱〜南豊科間 1915〜26年)
国鉄から私鉄への車両譲渡は、大正時代(1910年代)から始まります。その後1945(昭和20)年までの期間の譲渡対象車はすべて木造車です。
写真は信濃鉄道(後の国鉄大糸線)に譲渡された二軸木造電車で、電装品は国鉄で新車に流用されたため、蒸気機関車に牽引される客車として使用されています。
JR東海 モハ1035(復元保存車)
撮影:伊那松島運輸区(1997)
ボギー車の廃車、譲渡が始まったのは1925(大正14)年からで、譲渡先は東急の前身である目黒蒲田電鉄と池上電気鉄道、及び駿豆鉄道でした。ただ、目黒蒲田から再譲渡を受けた私鉄もあり、その活躍範囲は広がります。
また、昭和10年代に入ると、モハ1形などの大型木造車が譲渡されるようになりました。
写真は、三信鉄道に譲渡、国鉄に買収、大井川鉄道に譲渡、そしてそれをJR東海が復元保存するという波乱の経過を辿ったモハ1035。現在はリニア・鉄道館に保存されています。