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デ963形

画像:絵葉書(水道橋 1906年頃)

甲武鉄道が1904(明治37)年から製造した28両の二軸木造車は、1906(明治39)年の国鉄買収により初の国鉄電車となりました。引き続き国鉄でも4両を新造しています。そのほかに甲武鉄道の客車を改造した付随車・制御車もありますが、そのうち電車形式を与えられたのは4両です。いずれも1915(大正4)年までに電装機器をボギー車の新車に譲って廃車となっています。
これら二軸車は、資料が少ないこともあり、明らかになっていない点が多くあります。
写真は後にデ963形となる両運転台車両で、側面から見て左脇に数字が見えるので国鉄形式になる前です。

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形式一覧

表1-1-1 二軸車の形式一覧
新製時 車種 国鉄買収 改造 1910年改正 改造
(甲武)
ロハ2・4・5
Msc cMsc Mgc ニデ950
(甲武)
ハ2・4・5
Mc cMc Mc デ960 (961はTc)
(甲武)
ハ1・3・6〜13
Mc cMc デ963 cMc
Mc
Tc
ニデ950(Tgc)
(甲武)
ハ17〜28
cMc
(鉄道院)
ハ29〜
cMc
(甲武)
ハ21〜
PC ハ2313 (Tc化)
デ989
ハ2478〜
備考 本表は形式の一覧表であり、改称・改番の推移は網羅していません。
主な参考文献
  • C5511 寺田貞夫(1955)「木造国電略史(1)〜(7)」(鉄道ピクトリアルNo.050〜063)
  • B5901 新出茂雄ほか(1959)「国鉄電車発達史」電気車研究会
  • P8408-2 高松吉太郎(1984)「甲武鉄道電車運転開始〜甲武電車回想」(鉄道ピクトリアルNo.435)
  • B0601 沢柳健一ほか(2006)「旧型国電車両台帳 院電編」
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“ゲタ電”の頃