戦災復旧車メニュー

表紙の1枚

画像:所蔵写真(修善寺 1964.5.2)

終戦後の車両調達に苦心していた私鉄各社では、自社のみならず国鉄の戦災車を復旧して使用するという手法で車両の確保に努めます。西武や東急など大手私鉄から三井芦別、片上などの非電化私鉄まで、数多くが譲渡されました。
写真は伊豆箱根鉄道のすべて戦災復旧車による3両編成。先頭の半流線形の車両はノーシルノーヘッダーの元国鉄モハ60で、西武鉄道を経由しての譲受車です。続く2両は元国鉄モハ50で、やはり張上げ屋根のまま使用されています。

西武鉄道 モハ311形
西武鉄道

画像:所蔵写真(1958.8.28)

西武鉄道の戦災国電も張上げ屋根のモハ50を多く揃えるなど、外観に気を配っていたことが読み取れます。
戦災復旧車に続いて、自社工場での車体新造も行われますが、国鉄モハ50に外観を合わせるなど、西武では国電寄りの車両が大量増備されます。

東京急行3600系の譲渡輸送
東急電鉄

画像:所蔵写真(西国分寺駅 1976.7.4)

東急3600系が青森県の弘南鉄道に譲渡され、貨物列車に連結されて輸送されています。
元が使いやすいサイズの17m車であり、戦災復旧の際に車体を新造していることもあり、まとまった数が譲渡されました。

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“ゲタ電”の頃