上信電気鉄道(買収国電の譲渡車)
上信電気鉄道では、3両の買収国電を譲受しています。2両は木造車のため、鋼体化改造の上入線しています。1両は鋼製車でしたが、後に上信スタイルの車体に更新されます。
信濃鉄道買収車
デハ10形
上信電鉄 デハ10形(12号)
画像:所蔵写真(高崎駅)
元信濃鉄道の木造電車を譲受し、1952年に三和車輌で鋼体化の上竣工した車両。
台車はDT10(TR14)、主電動機はウェスチングハウス556J-6(75kW)です。
鶴見臨港鉄道買収車
デハ20形
上信電鉄 デハ20形(20号)
画像:所蔵写真(高崎駅 1973.3.4)
1951年の三和車輌での新造扱いですが、実際は国鉄モハ311号(鶴見臨港鉄道買収車・生れは木造国電)の台車と台枠を1950年に譲り受けて使用しているそうです。
台車はDT10(TR14)、主電動機はMT4です。
豊川鉄道買収車
クハ20形
上信電鉄 クハ20形(22号)
画像:所蔵写真(高崎駅 1973.4.15)
国鉄モハ1601号(豊川鉄道買収車)を1958年に譲受し、1959年からクハニ21号として使用開始したものの、1961年に西武所沢工場で車体更新し、クハ22号としたもの。ノーシルノーヘッダーの近代的な車体になりました。
元の車体は、昭和初期鋼製車のスタイルをとどめていましたが、近江鉄道に再譲渡されています。
台車はDT10(TR14)、主電動機はMT4です。
表6-48-5 上信電気鉄道(買収国電の譲渡車)詳細
主な参考文献
- P6305-2 柴田重利(1963)「上信電気鉄道」(鉄道ピクトリアルNo.145)
- P7008-1 白土貞夫(1970)「近江鉄道(下)」(鉄道ピクトリアルNo.240)
- Y7501 朝日新聞社(1975)「世界の鉄道'76」