広浜鉄道・・・<可部線>メニュー
広浜鉄道(こうひんてつどう)は、広島と浜田を結ぶ構想から名付けられた私鉄で、山陽本線横川から太田川沿いに北上し、可部を終点とする約14kmの電車線でした。
国鉄による可部以北の路線が建設中であったため、広島からの路線の一本化を目的に、1936(昭和11)年9月に国有化され、可部線となりました。
電車の運転は広島電気により1930(昭和5)年に開始され、1931年に設立された子会社の広浜鉄道に譲渡されています。車両は電車運転に合わせて新造された鋼製車です。
可部線
画像:所蔵写真(安芸山本駅 1941.4.11)
電車運転に合わせて新造された鋼製車は12〜13m級の小型車で、ポール集電でした。それでも、買収国電の一期生であり、モハ90形などの国鉄形式を与えられています。
しかし、3両を除いて広島原爆により戦災廃車となりました。
写真は単行運転のモハ90004。
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広浜鉄道
車両一覧
表5-10 広浜鉄道買収電車概略
| 製造時形式 | 製造初年 | 買収時形式 | 改造・改番 | 1953年形式 |
|---|---|---|---|---|
| 1〜5 | 1928年 | モハ90形 | → | (モハ1000形) |
| 6・7 | 1931年 | モハ91形 | − | − |
| 101・102 | 1928年 | モハニ92形 | モハ90形 | − |
| 備考 | 本表は形式の一覧表であり、改称・改番の推移は網羅していません。 ( )は計画番号で実施前に廃車 |
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生い立ち
- 1908(明治41)年 大日本軌道(広島支社)設立
- 1909(明治42)年 三篠町−祇園間開業(蒸気軌道762mm)
- 1910(明治43)年 祇園−八木村間開通
- 1911(明治44)年 八木村−中原村(現在の可部駅)間開通し全通
- 1919(大正8)年 可部軌道が全区間を買収
- 1926(大正15)年 広島電軌が可部軌道を併合
- 1930(昭和5)年 全線600V電化、1067mmに改軌
- 1931(昭和6)年 広島電軌から広浜鉄道に事業譲渡
- 1935(昭和10)年 全線が国有化
主な参考文献
- C5320 越智昭(1953)「可部線 −買収国電を探る(8)」(鉄道ピクトリアルNo.28)
- B6802 沢柳健一ほか(1968)「国鉄電車のあゆみ −30系から80系まで−」
- P9711-1 中川浩一(1997)「宇部・小野田/可部/福塩線の歴史過程」(鉄道ピクトリアルNo.645)