(青梅電気鉄道)モハ500形→クハ6110形

モハ500形は19m級3扉の半鋼製車で、前半4両はモハ100形とよく似たスタイルの1段窓車です。後半5両は10年後の新造車で木南車輌製の大きい2段窓が特徴の車両で、戦争による物資不足により未電装で就役しています。

前期型(モハ501〜504)
(買収前)青梅電気鉄道 モハ500形(504号)
モハ504

画像:所蔵写真(立川駅 1944.4)

1930年製のモハ500形は、モハ100形とよく似たスタイルですが、19m級に車長が延びたため、乗務員扉が付くなど変化が見られます。

後期型(モハ505〜508)
(譲渡後)相模鉄道モワ1形(4号)
モワ4

撮影:長谷川弘和様(星川車庫 1952.1.4)

1940年に木南車輌で新造されたモハ506号で、窓の大きい明朗なスタイル。未電装で就役しましたが、1942年にデ505・506号の2両は電装されました。(モハ1002・1003の電気品を流用)
終戦後に相模鉄道に譲渡され、電動貨車モワ4号となっている写真。
(注1)

表5-21-2 クハ6110形詳細
青梅電気鉄道

主な参考文献
  • C5316 沢柳健一(1953)「青梅線 −買収国電を探る(4)」(鉄道ピクトリアル No.23)
  • P9212-2 和久田康雄(1992)「青梅電気鉄道・南武鉄道時代の車両」(鉄道ピクトリアル No.568)
  • M1901 長谷川明(2019)「私鉄買収国電」(RM LIBRARY 238)
(注1)
文献C5316(沢柳健一1953)によると、青梅電気鉄道買収車は電動機支持方式がバーサスペンション(国電はノーズサスペンション)であったことと、電動機が英国電気製で修繕が困難であったことなどから、使用継続が難しく、早めに淘汰が進んだ。
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“ゲタ電”の頃