(南武鉄道)モハ100形→クハ6000形
モハ100形は南武鉄道の川崎〜登戸間開通から立川までの全線開通までの間に新造された15m級の半鋼製2扉車で、全部で15両を数えます。1段下降窓の初期鋼製車の特徴を持つ外観です。戦後早くに廃車が進み、地方鉄道に数多く譲渡されました。1953年に称号改正まで残った4両は、制御車としてクハ6000形となっています。
(買収前)南武鉄道 モハ100形(111号)
画像:所蔵写真
モハ100形の2両編成。第2期の1928年製です。
1926〜28年製のモハ100〜112号は、前面雨樋のカーブが大きく、雨樋縦管が側面にあります。
(譲渡後)東濃鉄道 モハ100形(103号)
画像:所蔵写真(駄知駅 1954.8.29)
第1期の1926年製も、第2期と同じスタイルです。
1951年に廃車となった第1期のうち3両が東濃鉄道に譲渡されました。乗務員扉は両妻ともに運転席側の1か所のみで、この車両も原形をとどめています。
(譲渡後)流山電気鉄道 モハ100形(105号)
画像:所蔵写真(流山 1960.9)
1931年製のモハ113〜115号は、前面の雨樋の曲率が小さくなり、縦管が四隅に移ったため、ちょっと角張ったイメージです。
写真は1949年の廃車後に流山電気鉄道に移籍した後の写真。原形をほぼとどめています。
表5-20-1 クハ6000形詳細
主な参考文献
- P9212-2 和久田康雄(1992)「青梅電気鉄道・南武鉄道時代の車両」(鉄道ピクトリアル No.568)