(鶴見臨港鉄道)モハ220形→クハ5510形・クハ260形→クハ5520形
鶴見臨港鉄道では後期型と言える1943年製の車両は、17mながら日本で初めての4扉車となりました。ノーシル・ノーヘッダーのスマートな外観です。モハ220形は両運転台、クハ260形は片運転台の制御車で計画されましたが、前年製と同様に無電装、運転台なしの付随車代用で就役しています。
サクハ260形→クハ5520形
クハ5520形(5520号)
画像:所蔵写真(大井工場 1957.6.15)
4扉の制御車で、モハ220形2両とペアでクハ260形2両が新造されました。鶴見線の朝夕の混雑が激しかったことを物語る仕様です。
サハ代用で就役しましたが、戦後に運転台が復旧され、1953年の称号改正でクハ5520形となりました。
クエ9130形→クエ9420形
クエ9420形(9420号)
画像:所蔵写真(三鷹電車区 1975.6.21)
クハ5520号は、1957年に両運転台の救援車に改造されました。
車内に大型の1tクレーンを搭載したため、中央部に3,400mm幅の大型木製ドアを新設しています。
クエ9130号となった後、1959年の称号改正でクエ9420号となりました。
クエ9130形(9130号)
画像:所蔵写真(大井工場 1957.12.14)
画像:所蔵写真(大井工場 1957.12.14)
クエ9130形(9130号)
画像:所蔵写真(大井工場 1957.12.14)
画像:所蔵写真(大井工場 1957.12.14)
クエ9130形→クエ9400形
クエ9400形(9400号)
画像:所蔵写真(高槻電車区 1961.7.24)
クエ9130形(9131号)
画像:所蔵写真(高槻電車区 1958.5.24)
クハ5521号も1957年に救援車に改造されましたが、こちらは片運転台のままです。側面の扉1か所が、両開きのプレスドアに改造されていますが、車内にクレーンはないため、1,800mm幅となっています。
改造時は上記クエ9130号の追番のクエ9131号でしたが、1959年の称号改正で形式が分けられ、クエ9400号となりました。
表5-15-4 クハ5510形・クハ5520形詳細
主な参考文献
- B7101 浅原信彦(1972)「国鉄電車ガイドブック 旧性能電車編(下)」
- P8612-1 和久田康雄(1986)「鶴見臨港鉄道時代の車両」(鉄道ピクトリアルNo.472)