(南武鉄道)モハ500形→モハ2020形、クハ6020形

南武鉄道モハ500形は木造国電を出自とする形式で、木造車として使用した後に鋼体化した2両と、直接鋼体化の上竣工した2両があり、それぞれ外観やその後の生い立ちも異なります。

モハ400形
(買収前・譲渡前)南武鉄道 モハ400形(402号)
南武鉄道

撮影:荻原二郎様(稲田堤駅 1939.11.11)

1936年に木造国電モハ1形2両を譲受し、モハ400形としています。しかし、翌年には鶴見臨港鉄道に再譲渡されています。
従って、この形式は1年で消滅し、南武鉄道の買収国電ではありません。

モハ500形
モハ2020形(2021号)
モハ2021

撮影:城川原駅(1958.5.25)

モハ2020形(2020号)
モハ2020

撮影:城川原駅(1957.8.7)

1937年に木造国電モハ1形2両を譲受し、モハ501・502号として使用していた木造車を、1942年に日本鉄道自動車で鋼体化し、モハ506・506号としたもの。17m3扉車ですが、これまでの南武鉄道スタイルとは大きく異なり、扉が車端に寄り、窓が縦長で腰高な印象を与えます。
あと2両のモハ503・504号は、木南車輌製の鋼体化改造車で、南武形に寄せた3扉車となっています。

表5-20-4 モハ2020形、クハ6020形詳細
南武鉄道

主な参考文献
  • C5318 中川浩一(1953)「南武線 −買収国電を探る(6)」(鉄道ピクトリアル No.25)
  • P9212-2 和久田康雄(1992)「青梅電気鉄道・南武鉄道時代の車両」(鉄道ピクトリアル No.568)
  • P0004-1 田尻弘行ほか(2000)「買収国電(社形の電車たち)」(鉄道ピクトリアル No.684)
  • B0201 佐竹保雄ほか(2002)「私鉄買収国電」ネコ・パブリッシング
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“ゲタ電”の頃