(豊川鉄道・鳳来寺鉄道)モハ1600形、モハ1700形ほか

豊川鉄道と鳳来寺鉄道の初期半鋼製車で、1927〜29年の間に新造された車両をまとめます。製造所は川崎造船、大阪鉄工、日本車輌と様々ですが、深い屋根とお椀形ベンチレーターなど“川造形”と呼ばれるスタイルに近い車両です。

(豊川鉄道)モハ20形→モハ1600形
モハ20形(22号)
豊川鉄道モハ22

撮影:荒井友光様(豊橋機関区 1950頃)

1927年に電動車2両、付随車2両、郵便荷物合造の付随車2両の6両が新造されています。川崎造船所製と大阪鉄工製が3両ずつで、いずれも“川造形”の昭和初期鋼製車。
写真は大阪鉄工所製のモハ22号で、1953年の称号改正でモハ1600形(1601号)になります。

(鳳来寺鉄道)モハ20形→モハ1700形
クモハ1700形(1700号)
クモハ1700

画像:豊橋機関区(1963.3)(文献B6301)

鳳来寺鉄道でも同型車1両を新造しており、豊川鉄道に合わせてモハ20形に改番されています。1953年の称号改正では、元会社が異なるため、モハ1700形として分けられています。
川崎造船製で、屋根の曲率など細部が大阪鉄工製と異なるようです。

(豊川鉄道)モハ30形→モハ1610形
モハ30形(31号)
豊川鉄道モハ31

撮影:荒井友光様(豊橋機関区 1950頃)

モハ30形(32号)
豊川鉄道モハ32

撮影:荒井友光様(豊橋機関区 1950頃)

1929年製の増備車は、若干の改良が加えられ3両が新造されました。日本車輌製です。
1953年の称号改正ではモハ1610形となっています。
同型車が田口鉄道に2両あり、モハ36・37号が付番されますが、国鉄には買収されていません。1956年にモハ1610号(←モハ31号)は田口鉄道に譲渡されモハ38号を名乗っており、姉妹車が再び一緒に働くことになりました。

表5-16-2 豊川鉄道モハ1600形・1610形・1620形・クハ5600形 鳳来寺鉄道モハ1700形詳細
豊川鉄道・鳳来寺鉄道

主な参考文献
  • P8305-1 白井良和(1983)「飯田線を走った車両」(鉄道ピクトリアル No.416)
ページ上部へ戻る
メニュー

“ゲタ電”の頃