(鶴見臨港鉄道)モハ130形→モハ1510形・モハ330形→モハ1520形
鶴見臨港鉄道の中期型の電動車で、川崎車輌製の窓の大きい17m級3扉車。1938年製のモハ500形(→モハ330形)と1941年製のモハ130形があります。出力を基本に付番されたため、新しいモハ130形が若番になっており、1953年の称号改正でもその順番で形式が与えられています。
モハ330形→モハ1520形
モハ1520形(1520号)
画像:所蔵写真(可部駅 1959.9.5)
画像:所蔵写真(可部駅 1959.9.5)
1938年にモハ500形として新造され、1940年にモハ330形に改番されました。クハ600形(→クハ350形)とペアを組む電動車です。
国鉄での1953年の称号改正では、旧番の順番で付番されたためモハ1500形から一つ飛んでモハ1520形となりました。
可部線や福塩線に転じますが、車齢が若かったため比較的長く使用され、この手の外観の鶴見買収車で私鉄に譲渡された車両はありません。
モハ1520形(1520号)車内
画像:所蔵写真(可部駅 1959.9.5)
モハ130形→モハ1510形
クエ9420形(9423号)
撮影:日根野電車区(1980.8.8)
撮影:日根野電車区(1980.8.8)
1941年製で、上のモハ330形とはほぼ同じ外観。この年度はモハ131号の1両のみの増備でした。形式が100番台に戻ったのは、電動機が56kWに戻ったせいと思われます。
1953年の称号改正では、この順番で付番されたため、モハ330形より前のモハ1510形となりました。1959年にクモハ1510形に改称され、1960年に救援車クエ9423号に改造されました。
表5-15-2 モハ1510形・モハ1520形詳細
主な参考文献
- P8612-1 和久田康雄(1986)「鶴見臨港鉄道時代の車両」(鉄道ピクトリアルNo.472)