北関東のローカル路線
長野原線(吾妻線) (1967-1978)
長野原線は、上越線渋川から長野原(現・長野原草津口)を結ぶ路線で、戦時中の1945(昭和20)年1月に、群馬鉄山の鉄鉱石の輸送を主目的に国鉄により開通しました。万座温泉や草津温泉などの観光資源が沿線にあることから、上野からの優等列車の乗り入れ需要が増し、1967(昭和42)年に電化されました。その後、1971(昭和46)年に大前まで延伸され、同時に吾妻線に改称されました。電化の1967年から1978年まで、戦前型を中心に旧型国電が使用されました。
なお、電化前の1960(昭和35)年〜1962(昭和37)年の間、80系による準急「草津号」「上越いでゆ号」が土日に限り、蒸気機関車に牽引されて入線していました。
路線
1967(昭和42)年 長野原線電化
1967(昭和42)年7月に電化され、戦前型国電がスカ色に塗られて投入されました。
翌1968年に全線電化された両毛線からの直通列車を中心に70系も加わっています。
1971(昭和46)年 大前開業・吾妻線に改称
1971(昭和46)年3月に長野原〜大前間が延伸され、吾妻線に改称されました。
急行や特急の優等列車を中心に、万座・鹿沢口で折り返す列車が多く、大前までの運行本数は多くありません。
車両
165系(新性能電車)
画像:長野原線電化開通記念絵葉書(1967)
1967年7月1日に長野原線渋川−長野原間が電化されたことを記念して、高崎鉄道管理局が発行した絵葉書です。
上野からの直通電車急行「草津」が5往復運転されます。写真は直通急行に使用される165系。
主な参考文献
- P7205-1 沢柳健一(1972)「ローカル国電のもつ役割と現状」(鉄道ピクトリアルNo.265)
- P7205-4 原田雅純(1972)「吾妻線・両毛線」(鉄道ピクトリアルNo.265)