関東の近郊路線
東北本線(東京〜黒磯) (1958-1965)
東北本線は東京と青森を結ぶ路線で、日本鉄道により開業し、1906(明治39)年11月に国有化されました。電化は戦後のことで、高崎線より後のことです。
中長距離列車は上野を起点としており、大宮までは高崎線と線路を共用しています。「国電区間」は大宮以南で、戦前から「京浜東北線」の電車が横浜方面に直通運転をしています。
路線
1958(昭和33)年 電化
東北本線は、1958(昭和33)年4月に大宮〜宇都宮間が電化され、80系が投入されました。翌1959年5月に宇都宮〜黒磯間が電化され、80系の運行区間も黒磯まで延長されました。同年9月に日光線が電化されると、80系による日光までの直通運転も始まります。
準急列車では、上野〜日光間「だいや」、上野〜黒磯間「しもつけ」が新設されています。
高崎線と同様に、1965(昭和40)年までに運行を終了しています。
車両
80系
画像:蓮田付近(1963.7)(文献B6301)
東北本線の80系は高崎線より遅く1958年から運用を開始しましたが、115系への置き換えは同時期で、1965年までとなっています。やはり初期型が多く配置されており、置き換え後は広島地区に転出してゆきました。
(新性能化後)115系
撮影:石橋駅(1977.8.9)
高崎線と同様に、1962年から製造された115系が投入され、80系を置き換えます。
なお、これらの115系のうちの一部は、冷房付115系の増備により1978年に広島、岡山地区に転属し、かつて自ら追い出した80系を再び置き換える役目を果たします。
主な参考文献
- P7708-1 沢柳健一(1977)「湘南電車80系のあゆみ」(鉄道ピクトリアル No337)