関東の近郊路線
東海道本線(東京〜沼津) (1950-1977)
東京から神戸を結ぶ東海道本線は、日本で初めての鉄道として1872(明治5)年に新橋〜横浜間で開通した鉄道線を起源としています。1925(大正14)年には国府津までの電化が完成していますが、電車の運転は関東大震災の影響で実現せず、結果的に戦後の1950(昭和25)年に長距離用の「湘南電車」80系を投入し、東京〜沼津間の電車運転が開始されました。電車運転はその後も西へと延伸されます。
路線
1950(昭和25)年 電車運転開始
1934(昭和9)年12月に丹那トンネル開通とともに熱海〜沼津間が開通したことで、東京から沼津までが電化区間となりました。それまで東海道本線だった御殿場経由の路線は、支線の御殿場線となりました。
電車運転の開始は戦後の1950(昭和25)年3月で、80系が東京〜沼津間及び伊東線伊東まで運転されます。同年10月からは準急「あまぎ」などが80系により運転開始となり、駿豆鉄道修善寺までの直通運転も始まります。
準急電車は1960年までに153系に置き換えられ、普通電車は1977年に東京までの乗り入れを終了しています。
車両
80系
画像:所蔵写真(早川−根府川間)
1950年に登場した“湘南電車”80系。
オレンジ色と緑色のツートンカラーは“湘南色”と呼ばれて東海道線のイメージカラーになるとともに、直流電車の標準的なカラーとして、全国各地に広がりました。
111・113系の投入により徐々に活躍範囲を狭め、1977年までにこのエリアへの乗り入れを終了しています。
(新性能化後)113系
撮影:鶴見〜川崎間(1985.4.1)
1962年に新性能電車の111系が登場します。通勤輸送にも対応した汎用的な3扉セミクロスシートの車内設備は、近郊形電車として東海道線以外の路線にも順次拡大します。
塗装は湘南色を踏襲しています。