終戦後の譲渡車メニュー
撮影:国分寺駅(1979.12.9)
戦争による新製車両の削減に続き、終戦後にも資材不足、技術の低下などによって車両事情が悪化していたため、運輸省モハ63形の割当、戦災車の払下げに続いて、1949(昭和24)年以降、国鉄で廃車となった車輌の払い下げが行われました。
この時期に戦災や事故以外での廃車は木造車が対象であったため、ここでも木造車の払い下げを中心に取り上げます。一部に鋼製車であっても、戦災ではなく明らかに戦後の事故等による廃車車両を含む場合があります。
写真は終戦後に払い下げを受けた多数の国鉄車両をベースに新造した西武鉄道のクモハ351形。多摩湖線が国分寺駅のホームに進入するところを国鉄の跨線橋から撮りました。
秩父鉄道 クハ60形
画像:所蔵写真(波久礼 1964.5.12)
木造国電を譲受した私鉄の多くが、早くに鋼体化改造を施し、原形とは全く異なる車体に生まれ変わっています。
写真の秩父鉄道では、日車支店で車体を新造し、自社オリジナル車両の鋼体化電動車と組んで使用されています。
目次
主な参考文献
- P6903-1 中川浩一(1969)「私鉄高速電車発達史21」(鉄道ピクトリアルNo.221)