クモハ50形

横須賀線で運行されていたクモハ53形5両について、激化するラッシュに対応するため3扉化した車両がクモハ50形です。元々の強力型であるクモハ54形とは、歯車比が異なるため形式が分けられました。
006号が改造直後の鶴見事故で廃車され、残り4両は1966年に飯田線に転出し、2扉のまま転じたクモハ53形と再び合流しました。

クモハ50000
クモハ50000

撮影:駿河小山駅(1979.1.2)

この時の3扉化改造車は、増設した中ドアの戸袋窓のみHゴム支持になっている点が特徴です。
飯田線に転じた車両は豊橋機関区に配置され、半室運転台を生かして中間車としても使用するため、前面は貫通幌付でした。
写真は廃車留置されている姿。

クモハ50008
クモハ50008

撮影:豊橋駅(1981.8.7)

008のみは1978年以降も残り、1983年まで使用されました。
運転台前面窓がHゴム支持に改造されましたが、上部ワイパー付のままHゴム化されたため、あまりスマートには見えません。また幌枠が撤去されていますが、塗り分け線は幌枠があるかのようになっており、その点は外形に考慮されています。

表3-50 クモハ50改番表
表3-50
主な参考文献
  • B9701 沢柳健一(1997)「旧型国電車両台帳」ジェー・アール・アール
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“ゲタ電”の頃