単行本
B5201 「国鉄車両写真図鑑」(1952)日本国有鉄道工作局編
国鉄の創業80周年を記念して、明治5年の国鉄開業からの国鉄車両の写真を、機関車、旅客車、貨車問わず、1ページに2枚ずつ整然と並べた写真図鑑。巻末には掲載形式の緒元を含めた解説文も掲載されています。
発行は交通博物館。
B5901 新出茂雄ほか(1959)「国鉄電車発達史」電気車研究会
国鉄電車の創業期から終戦後の復興期までの各時代を、路線や運転、車両といった項目別に記述したもので、解説文が主体ですが、写真や形式図、付表などもふんだんに取り入れられています。特に木造車については、新造時の形式別記述がある数少ない書籍でもあります。
なお、私が所蔵するものは、1977年に復刊された物です。
B6301 慶応義塾大学鉄道研究会(1963)「電車ガイドブック」誠文堂新光社
一連のガイドブックシリーズの原型ともいえるもので、表題の通り、新性能電車も旧性能電車もまとめて述べられています。まだ165系が登場したばかりの頃であり、新性能電車の数は多くありません。その一方で、仙石線、富山港線、阪和線、可部線などに買収電車が残っている頃です。
後のガイドブックシリーズと異なり、すべての形式・番代が形式写真で紹介されているわけではなく、また形式図も巻末に抜粋されて掲載されているに過ぎませんが、当時の国鉄電車の全体像を知る上で貴重な書籍です。
B6501 片野正巳ほか(1965)「陸蒸気からひかりまで」機芸出版社
1872年の鉄道開業から1964年の東海道新幹線開業までの国鉄車両を1/150スケールのペン画で並べた個性的な1冊。はしがきを引用すれば「ここに1本の線路がある。それは過去に連なる線路。はるか彼方から、なつかしい列車、初めて知る車両が走ってきて、あなたの前に止まる。」そんな本です。
1961〜63年の間に月刊「鉄道模型趣味」に連載されたもの。
なお、私が持っているのは1987年に再発行されたもの。
B6701 慶応義塾大学鉄道研究会(1967)「私鉄ガイドブック1 東武・東急・営団」誠文堂新光社
ガイドブックシリーズの私鉄版で、各形式ごとの形式写真が掲載されています。形式図は主なものが巻末に集約されており、作りは1963年発行の「電車ガイドブック」と同じです。
この時期、東武鉄道のクハ450形はまだ国電の車体を保持していますが、東急のデハ3600形の全金属化改造は終わっています。
B6702 山崎喜陽(編)(1967)「日本の車輌スタイルブック」機芸出版社
国鉄、私鉄の機関車や電車など(蒸気機関車を除く)の1/80スケールの図面だけを1冊にまとめたもの。旧型国電ではモハ30形の2扉改造車から72系全金属車まで、私鉄のところに阪和モタ3000形が掲載されています。
年刊の「スタイルブック」(1947〜1961)に掲載されたものだそうです。
B6801 慶応義塾大学鉄道研究会(1968)「私鉄ガイドブック2 小田急・京王帝都・西武」誠文堂新光社
私鉄版の2巻目。
西武鉄道では、クモハ311形などはもちろん、国鉄モハ63形の車体を持つクハ1401形も現存しています。
B6802 沢柳健一ほか(1968)「国鉄電車のあゆみ −30系から80系まで−」交友社
鉄道ファン1965年2月号から1967年3月号まで連載された旧型国電の解説記事をまとめた本。系列ごとに製造時からその後の改造・改番にいたるまで詳細に解説しています。戦災廃車や改番一覧表などの貴重な資料も本文に含まれています。
旧型国電の書籍としては“幻のバイブル”ともいうべき1冊で、今では古本屋などでもそうは見かけることはありません。
B7101 浅原信彦(1971)「国鉄電車ガイドブック 旧性能電車編(上)」誠文堂新光社
旧型国電を理解する上でなくてはならない1冊。1970年10月1日現在の在籍車両のうち、この上巻は戦前型を中心に掲載しています。
この書籍の優れている所は、各形式の番代(もしくは外形分類)ごとに、形式写真と形式図と解説文を見開きで欠かさず掲載している点。主な車両だけとか珍しい車両だけとかいう主観的な部分が排除されたこの点が、初心者の入門書としても有用で、かつ高度な知識を有するものが知識を確認する上でも欠かすことの出来ない書籍になった大きな要因です。
B7101 浅原信彦(1972)「国鉄電車ガイドブック 旧性能電車編(下)」誠文堂新光社
上巻に続いて発行された下巻は、戦後型と事業用車を中心に掲載しています。掲載方法は上巻と同じで、やはり各形式の番代ごとに形式写真と形式図と解説文が掲載されています。
写真は1981年に発行された新装版で、見開きだった部分を1ページにまとめて縦長になりました。
B7401 日本国有鉄道編(1974)「100年の国鉄車両3」交友社
1904年の単車の登場時から当時最新の381系まで、時代順に国鉄の所蔵する竣工写真を中心に掲載する資料写真集。電車と気動車を掲載しているのがこの第3巻。
主要形式の移り変わりがよく分かります。
B7601 慶応義塾大学鉄道研究会(1976)「私鉄電車のアルバム2A」交友社
ガイドブックシリーズの刊行から10年が経ち、今度は会社別ではなく時代順にまとめたのがこのシリーズ。良質な形式写真を中心に、車両変遷表なども手際よくまとめられています。メインになる写真は編集時の最新の姿なので、登場時からかなり姿を変えた車両もありますが、ピンポイントで過去の写真も見られます。
第2巻には「旧形車の若返り」という項目で京成2000形、山陽2700系、西鉄10・50形、小田急1800系が取り上げられています。
なお、これらの改番表や諸元表は、下巻である「2B」のほうにあります。
B7701 慶応義塾大学鉄道研究会(1977)「私鉄電車のアルバム3B」交友社
第3巻の下巻に当たる3Bでは、国電関係では山陽700系、東武鉄道3000系・3050系、西武鉄道411系、相鉄3010系が取り上げられています。
B8001 慶応義塾大学鉄道研究会(1980)「私鉄電車のアルバム1B」交友社
第1巻の下巻に当たる1Bでは、国電関係では東武鉄道7300系、西武鉄道311系、東京急行3600系、小田急1700系などが取り上げられています。
B8101 慶応義塾大学鉄道研究会(1981)「私鉄電車のアルバム別冊A」交友社
シリーズの別冊は荷物電車や電動貨車が取り上げられています。
国電関係では、西武鉄道クモニ1形、東京急行デワ3041号、相模鉄道モニ2000形などが取り上げられています。相模鉄道の2000系のバラエティについてもここで触れられています。
B8202 鉄道図書刊行会編(1982)「国鉄電車形式図集(第1分冊・旧型編)」
国鉄の公式形式図を200分の1スケールで掲載したもの。1978年4月1日現在の在籍車両を網羅しています。また、書籍発行までの間の廃車一覧表も添付されています。
B8203 鉄道史資料保存会(1982)「関西国電50年」
1932年に片町線に省線電車が走り始めて50年に当たることを記念して、貴重な写真や資料をまとめた文献。巻末にある車両の配置表は、車両史の研究には非常に有用な資料です。
B8301 慶応義塾大学鉄道研究会(1983)「私鉄電車のアルバム4C」交友社
「私鉄電車のアルバム」では最終巻で、「デザイン・技術の革命」というサブタイトルの通り、冷房車やチョッパ車の時代の車両が主体です。その中で、やはり「旧形車の若返り」という項目で、旧型国電由来の新京成1100形、相模鉄道2100系、山陽2300系などが取り上げられています。改番表もあります。もっとも車歴はともかくとして、旧型国電の面影はほぼ失われている頃の姿です。
B8601 「大井川鉄道」(1986)保育社
保育社の私鉄の車両シリーズのNo.14。
この時期は小田急ロマンスカー3000系や岳南鉄道のステンレス車モハ1105が入るなど、旧性能車では末期の時代になりつつあります。ただ後半に「思い出の車両」と題して、買収国電の譲受車の写真が掲載されています。また巻末には諸元表や廃車表などもあります。
B8701 「上田丸子電鉄 車両と切符」(1987)銀河書房
「なつかしの上田丸子電鉄」特装本資料1とのことです。
B9301 白川淳(1993)「全国保存鉄道」JTB
動態保存されている車両のカラーグラフと、鉄道博物館の紹介ページによって構成されている書籍。JR東日本のクモハ40形、JR東海のクモハ12形、JR西日本のクモハ42形などが紹介されています。
国電関係の保存館では、佐久間レールパーク、交通科学博物館が紹介されています。
B9302 鉄道史資料保存会編(1993)「木製省電図面集」
日本国有鉄道の公式形式図を掲載する資料集。1914(大正3)年称号改正時点と、1928(昭和3)年称号改正時点に分けて掲載。あくまでも公式の図面は細部の形が曖昧だったりしますが、写真の代わりになるイラスト図面を配置することで実際の形もよく分かるようになっています。
B9401 白川淳(1994)「全国保存鉄道2」JTB
保存車と保存館の追加分に加え、この巻のすごいところは「歴史的車両全リスト」でしょう。純粋な保存車だけでなく、歴史的に価値のある古い現役車両も多く取り上げていますが、貴重な資料です。
B9601 「大糸線の80年」(1996)郷土出版社
B9701 沢柳健一(1997)「旧型国電車両台帳」ジェー・アール・アール
旧型国電のほとんどが現役を退いてから10年以上を経て刊行された写真・資料集。便宜上の系列ごとに形式写真が掲載され、巻末には1928年10月以降に在籍した車両の台帳が掲載されています。
木造車や買収車に関しては、このような形式別解説資料というものが少なかったため、大変参考になります。
B9801 巴川享則(1998)「国鉄電車回想2」大正出版
昭和30年代に首都圏周辺で撮影した走行写真や形式写真を掲載した書籍。まだ72系、70系、80系は主要路線の主力として活躍している頃です。103系が新たに山手線に投入されてきている様子にも触れられています。
非電化の長野原線に乗り入れる80系が、蒸気機関車と電源車につながって発車する光景は初めて見ました。
B9802 巴川享則(1998)「国鉄電車回想3」大正出版
上の本の中部・関西編です。ガーランドベンチレーターを載せた旧型国電や阪和線の買収国電、阪和色の70系、飯田線快速色の流電などその時代の特徴ある姿を映し出しています。
B9803 宮澤孝一(1998)「ジュラ電からSL終焉まで」弘済出版社
ジュラ電の撮影をきっかけにして鉄道写真にはまっていったという著者の、国電から蒸気機関車、私鉄電車、路面電車にいたるバラエティに富んだ写真集。復興期の昭和20年代から、都電の廃止が相次ぐ昭和40年代まで、どれも懐かしさが漂う写真です。私鉄電車の写真の中に、何気に元買収国電が散見されます。
B9805 白川淳(1998)「全国保存鉄道3」JTB
シリーズ3巻目は、保存館または保存鉄道といえるものに絞り、その東日本編としてまとめたもの。
国電関係では、JR東日本が保存するクモハ40形やナデ6141形、クモニ13形などが取り上げられています。
B9806 白川淳(1998)「全国保存鉄道4」JTB
シリーズ4巻目。保存館または保存鉄道の西日本編。
国電関係では、飯田線や佐久間レールパークの保存車や、設楽町奥三河郷土館の元豊川鉄道買収車などが触れられています。
B0101 金子元昭(2001)「国電車両写真集」交通新聞社
21世紀になって発行された旧型国電の解説書籍。1950年代に撮影した形式写真を系列ごとに掲載。末期の木造国電の姿も記録されています。巻末には、形式ごとの車歴一覧表もあります。
時期的には更新修繕の前後の姿が入り混じっており、興味深い写真も数多くあります。
B0201 佐竹保雄ほか(2002)「私鉄買収国電」ネコ・パブリッシング
買収国電のみに焦点を当てた形式写真集。旧所属会社ごとに形式写真と主要な形式図が並び、解説文がついています。
買収国電に限定した書籍というのは少なかっただけに、大変参考になります。
B0202 沢柳健一(2002)「旧型国電50年1」JTB
鋼製国電を系列ごとに詳細に記述した書籍。副題に「30系から80系まで」とありますが、内容や構成も昭和40年代に発行された同著者による同名の書籍(B6802)と共通する部分が多くあります。
写真、図面、番号表、特徴表、変遷表などは格段に増えており、旧型国電のパーフェクトガイドになりえる1冊です。
B0302 沢柳健一(2003)「旧型国電50年2」JTB
旧型国電のパーフェクトガイドともいえる本シリーズの2巻目は、戦後1953年から2003年3月までの記述。更新修繕や称号改正により生まれ変わった旧型国電の後半の人生を便宜上の系列ごとに記述しています。
形式写真と図面や詳細を示す図表をふんだんに掲載しています。
B0601 沢柳健一ほか(2006)「旧型国電車両台帳 院電編」ジェイ・アール・アール
1997年刊行の「旧型国電車両台帳」の続編で、木造国電のみをまとめたもの。木造国電の研究所は少ないだけに、貴重な資料になります。
1928年以前の形式番号について一覧表が形式ごとに掲載されており、前編と合わせると木造国電の番号の変遷は完全に理解できるはずです。
B1201 鉄道図書刊行会(2012)「鉄道青春時代−国電(V)私鉄で活躍した国電」
戦災国電や運輸省モハ63形割当車、さらには買収国電の譲渡車や1970年代の17m国電譲渡車など、あらゆる譲渡車を写真と説明で綴ったもの。これまであまり見ることのなかった貴重な写真も掲載されています。例えば東芝府中工場の1048とか。
巻末の車歴一覧表は、国鉄での系列別にまとめられています。