廃車体は生きている

公園広場のバス

公園や開放空間、商業施設などに置かれている遊具代わりのバスをご紹介します。
子供が多く訪れる場所で、車内に入って遊んだり、運転席に座ったりすることを目的にしたアトラクション的なものから、地元で活躍したバスをシンボルとして置いているものまで、様々です。
交通公園のバスは、交通公園のバスにまとめました。

公園のバス

愛郷の里
駐車場の休憩所NEW!!
リムジンパッセンジャーサービス

撮影:鳩山町(2025.12.31)

リムジンバス 日産デRA274RBN(2006年)
リムジンパッセンジャーサービス

撮影:鳩山町(2025.12.31)

里山を生かした体験施設を含む自然公園「愛郷の里」の駐車場で休憩所になったリムジンバス。
東京空港交通から子会社のリムジンパッセンジャーサービスに移籍し、LP20の車番が与えられました。前面の社名表示は「LPS」です。
現役時の姿をほぼそのまま残す西工ボディは大切にしてほしいのですが、残念ながら「使用禁止」の紙が貼られていました。利用者がドアを閉めない、ゴミを放置する、火遊びする、盗難があるなどの理由です。日本人のモラルの低下にがっかりします。

展示車NEW!!
ジョン・ディア

撮影:鳩山町(2025.12.31)

ジョンデ・ディア 2650

駐車場にはトラクターも置かれていますが、これは整地された場所でわざわざ展示されている車両。
説明板もあり、アメリカの世界最大のトラクターメーカーであるジョン・ディアのトラクター。
隣りに小っちゃいのもいます。

ジョン・ディア

撮影:鳩山町(2025.12.31)

こちらは多分展示車ではなく、使用中に畑に置かれているだけかもしれませんが、散策路の途中で見かけた三輪運搬車。絶妙な予定調和が素敵です。

戸外炉峠駐車公園
トトロ峠のネコバス
ネコバス

撮影:深川市(2024.4.26)

北海道中央バス 日野K-RC321
ネコバス

撮影:深川市(2024.4.26)

戸外炉(ととろ)峠に置かれた「ネコバス」イラストをまとった廃車体。
市民団体グループ「戸外炉」が1998年に、休憩所となっていた廃車体を映画「となりのトトロ」にちなんで塗装したのが始まり。これが名物になったことを受けて、「戸外炉峠駐車公園」が作られたそうです。
定期的に塗り直しも行っており、撮影時点では後面に「2023.7.16」の日付が書かれていました。また、団体の高齢化が進み、「音江イルム太鼓」も保守に加わっていることも書かれています。

掛川市
スクールバス 日野K-RC301(1980年)
スクールバス

撮影:掛川市(2022.8.16)

掛川市のねむの木学園近くで保存されている電車とバス。
路面電車は名鉄563号で、岐阜市内線で使用されていた車両。遡れば北陸鉄道金沢市内線の車両だそうです。
バスの方はスクールバスとして使われていたもので、運転席窓には運転手さんが座っています。

下諏訪町立図書館
こども未来バス
こども未来バス

撮影:下諏訪町(2022.10.9)

自家用 日野P-RR172CA(1990年)

町立図書館の前に置かれた中型バスは、子供たちの交流、飲食スペースとして「こども未来バス」と名付けられています。
町内の中学生有志のプロジェクトとして、ボディにイラストが描かれ、2019年にデビューしました。
残念ながら、感染症対策で締め切り状態になっていました。

吉井子ども村
あそび場
元新潟交通佐渡

撮影:とたT様(佐渡市 2024.8.25)

元新潟交通佐渡 日産デKC-RM211GSN(1999年)

新潟県の佐渡に2024年6月にオープンした「吉井子ども村」に置かれた4枚折戸の中型バス。子どもの遊び場として置かれたようですが、その後の具体的な使用方法は不明です。
元は地元の新潟交通佐渡で使用されていたもので、水色の地色はその時のもの。元はと言えば、西武バスから西武総合企画を経て佐渡に渡ってきた車両です。

あそび場
元新潟交通佐渡

撮影:とたT様(佐渡市 2024.8.25)

元新潟交通佐渡 三菱KC-MS822P(1997年)

同じく「吉井子ども村」に置かれたバス。やはり元新潟交通佐渡の所属で、貸切バスです。

三戸町 三戸図書館・関根ふれあい公園
11ぴきのねこのバス(1号車)
エルガミオ

撮影:左党89号様(三戸町 2020.10.18)

南部バス いすゞKK-LR233J1(2001年)

漫画家・絵本作家の馬場のぼるさんの出身地の三戸町では、代表作「11ぴきのねこ」をPRするため、2017年から南部バスのエルガミオにラッピングを開始しました。これが2019年11月に青い森鉄道にラッピング電車が登場したことに伴い廃車になり、保存されることになったそうです。
こちらは1号車八戸200か85で、三戸図書館に設置されました。
ダミーのナンバープレート11が付けられた状態。三戸町の原付バイクに交付されるご当地ナンバーをベースにしたものだそうです。

11ぴきのねこのバス(2号車)
エルガミオ

撮影:左党89号様(三戸町 2020.6.14)

南部バス いすゞKK-LR233J1(2001年)
エルガミオ

撮影:左党89号様(三戸町 2020.7.17)

こちらは2018年にラッピングされた2号車で、黄色ベースのボディにねこなどのキャラクターが展開されています。1号車の隣りの三戸町の関根ふれあい公園に遊具として置かれました。
後ろ面の写真は、正式な使用開始後にダミーのナンバープレートが付けられた状態。2525は「ネコネコ」に掛けたものかもしれないと撮影者談。

ホテル三日月「三日月龍宮城駅」
「三日月龍宮城駅」
龍宮城駅

撮影:とたT様(木更津市 2024.7.31)

千葉県の「龍宮城スパホテル三日月・龍宮亭」が2024年7月より開設した千葉県鉄道会社コラボによる「鉄道/バスルーム」(5室)と同時にメインエントランスにバス2台が並べられました。「三日月龍宮城駅」と名付けられ、子供たちの遊び場として無料開放されています。

展示車(袖ヶ浦200か976)
龍宮城駅

撮影:とたT様(木更津市 2024.7.31)

小湊鉄道 日野KC-HU2MLCA(1998年)
龍宮城駅

撮影:とたT様(木更津市 2024.7.31)

1台目は日野ブルーリボン。元は横浜市交通局で8-3631という局番を持っていたワンステップバス。HMC東京の茂原営業所を経て、路線の譲渡に伴い小湊鉄道に移籍してきました。
車内の座席類は撤去され、子供たちが落書きしながら遊べるようになっています。

展示車(千葉200か1222)
龍宮城駅

撮影:とたT様(木更津市 2024.8.2)

小湊鉄道 いすゞKK-LR233J1(2004年)

2台目はいすゞエルガミオのノンステップバス。
バスの脇には「田町」バス停のポールが立てられています。
こちらの方は、車内はそんなに手は入れられていないようです。

茅ヶ崎公園
えぼし号
マルチライダー

撮影:茅ヶ崎公園(2012.5.12)

茅ヶ崎市 マルチライダー(2002年)

茅ヶ崎市がコミュニティバス「えぼし号」として2002〜2011年まで使用したマルチライダーが、公園の中に保存されています。スウェーデンのオムニノーバ社製の小型ノンステップバスで、ルノー社製のシャーシとの組み合わせ。
当時、客室がフルフラットのノンステップバスは輸入車に頼るしかなく、オーストリアのクセニッツとともに、各地のコミュニティバスで活躍しました。
現在、フェンスに囲まれ、簡単な説明板がつき、公開時間が決められているなど、状態は良好です。

ショッピングセンターのバス

ドン・キホーテ名古屋本店
ショッピングモールのマスコット
FB100

撮影:名古屋市(2008.7.5)

トヨタFB100

ドン・キホーテが経営するショッピングセンターのフードコートの一角に置かれたボンネットバス。大人には懐かしいバスとして、子供には遊び場として親しまれています。
車両は元は発電車で、尾張車体が架装した特殊車両。後面にあった観音開きの扉は撤去されています。

レガネットデイリーエンターテイメントスクエア
食品売り場のバス
デイリーエンターテイメントスクエア

撮影:ららぽーと福岡(2024.3.22)

西鉄 日産デKK-RM252GSN(2002年)
デイリーエンターテイメントスクエア

撮影:ららぽーと福岡(2024.3.22)

2022年4月に「ららぽーと福岡」で西鉄ストアが運営する「レガネットデイリーエンターテイメントスクエア」に置かれた西鉄バス。
前構、後構が活用され、側面、後面を飲料品の陳列棚が囲んでいます。運転席は、子供たちが運転士になって遊べるように座席、ハンドル、メーターパネルなどが維持されています。
車番は5757です。ナンバープレートの「1969」は西鉄ストアの発足年。

過去の車両

地域施設のマスコット(未整備)
U690

撮影:川内村(2009.9.26)

元富岡営林署 日産U690(1965年)

「ひとの駅かわうち」に置かれているボンネットバス。廃校になった小学校をコミュニティ施設として再生した場所で、放置されていた廃車体をここまで運んでマスコットにしました。
縦目の日産ボンネットバスで、車体は富士重工です。
(撤去の上、保管)

日本元気劇場の休憩所
FUSO

撮影:小野澤正彦様(石川県 2009.8.14)

三菱ボンネットバス

福山自動車時計博物館が三菱トラックT330シャーシと帝国ボディのバスボディを組み合わせて作ったボンネットバス。2006年に大江戸温泉物語に譲渡され、会津の店舗で送迎バスとして使用されていましたが、いつの間にか石川県にある関連施設「日本元気劇場」の中の休憩所になっていました。
まだ会津時代のナンバープレートは付いていますが、方向幕には「きゅうけいじょ」と書かれ、猫の装飾がなされているなど、再起の可能性はかなり低いようです。
(施設自体が閉鎖。車両についてはGoogle Earthによると、2023年7月30日〜2025年10月10日の間に撤去)

うさぎバス
東武バス

撮影:東武動物公園(2005.2.5)

東武鉄道 日野P-HT235BA(1985年)

東武動物公園内の「ふれあい動物村」でうさぎと触れ合える「うさぎバス」として使用されている元東武バスの3扉車。車体には車番7853も残っています。
動物と触れ合えるというより、バスの運転台に座れるということで子供たちには人気のようです。
(未確認ですが撤去済み)

ながさきココウォーク
長崎バス

撮影:旅男K様(長崎市 2010.1.9)

元京浜急行バス いすゞKC-LV380Q(1995年)

長崎自動車のグループ会社が運営するショッピングセンターのゲームコーナーに鎮座する本物のバスのカットボディ。子供たちには人気の的で、運転席の奪い合いが常に発生。バス会社の運営する施設には、これからも是非置いてほしい遊具です。将来の顧客を育てる意味でも重要です。
ながさきココウォーク 長崎バス独特の2分割された方向幕や2802という車番など、どう考えても長崎バスの車体流用に見えますが、真相は譲受車とのこと。
同じ場所にバス型ライドも置かれていますが、リアルさでも人気でも本物には勝てません。
(2018年10月現在、撤去を確認)

清里ピクニックバス(山梨22あ1497)
ピクニックバス

撮影:清里駅(2023.5.1)

山梨交通 日野KC-GD1JJCA(1999年)
ピクニックバス

撮影:清里駅(2023.5.1)

1999〜2017年の間、清里周辺で活躍した初代の「ピクニックバス」が、清里駅前広場に置かれています。
こちらは、緑と黄色の「ジョンディアカラー」(現地の張り紙による)です。
車両は、日野中型トラック「レンジャー」のシャーシに、米SVI(スペシャリティビークル)のレトロ調ボディを東京特殊車体で組み立て架装したもの。
(YS様によると2024年に清里の飲食店に移動)

清里ピクニックバス(山梨22あ1498)
ピクニックバス

撮影:清里駅(2023.5.1)

山梨交通 日野KC-GD1JJCA(1999年)
ピクニックバス

撮影:清里駅(2023.5.1)

こちらは紺と白の「ヨーロピアンカラー」(現地の張り紙による)です。
時間を決めて、車内にも入れるようになっています。車内は木製のベンチシートに真鍮の手摺という仕様です。
(YS様によると2024年に清里の飲食店に移動)

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80s岩手県のバス“その頃”