新京成電鉄
新京成電鉄は京成グループの鉄道会社で、松戸から京成津田沼を結ぶ千葉県東部の路線をもっています。
当初は京成電鉄からの譲渡車が多かったのですが、1980〜90年代に独自性の時代があり、車両が京成寄りに戻った2000年代にもカラーデザインはオリジナルのピンク色を採用するなど個性を発揮していました。
2025年4月に京成電鉄に合併されました。
新京成8900系(1993年)
1993年に新京成で初めてのオールステンレス車として登場した8900系は、若手社員によるカラーデザインを採用、クリアブルーとチェリーピンクの帯を入れました。もっとも帯位置は“3点セット”を基本にした無難なデザイン。
チェリーピンクの訴求力が弱かったため、1999年に赤に変更され、親会社の京成電鉄風味が強まってしまいました。
新京成N800系(2005年)
2005年に登場したN800系は、京成新3000系との共通設計になり、再び親会社の京成と同型車が走るようになりました。
もっとも、カラーデザインは新京成電鉄カラーであるブラウンが復活し、側窓から腰板にかけての広い範囲に帯を入れるという独自性を発揮しています。
新京成N800系(2014年)
2014年に新京成電鉄が新しいコーポレートカラーを導入しました。かなり強烈なピンク色で、車体の下半分にピンク色と白色を配しました。在来車すべてが塗り替えられました。
写真で補足説明
新京成電鉄 N800系(復刻カラー)
撮影:松戸駅(2025.3.28)
1979年にそれまでの京成風カラーから脱して採用したブラウンは、1993年の8900系では寄り道をしたものの、2005年のN800系でステンレス車体へ新しい展開を見せました。
この系列も2015年以降にピンク色に塗り替えられていましたが、そのうち1編成が復刻カラーとなりました。
京成電鉄(元新京成電鉄) 8900系
撮影:松戸新田駅(2025.4.5)
ピンク色のコーポレートカラーは、2014年に制定され、在来車の塗り替えも急速に進み、系列のバスも同系カラーになるなど、強烈に新京成を印象づけたのですが、残念ながら「最後の10年」を飾ったカラーリングになってしまいました。
ステンレス車の8900系は、側面のコルゲートは避けて新デザインを貼付したため、ピンク色が上下2枚に分かれています。
京成電鉄(元新京成電鉄) N800系
撮影:松戸新田駅(2025.4.5)
京成3000系と共通設計のN800系は、シンプルなスタイルにピンク色の新カラーがよく似合いました。
ラインカラーの“3点セット”を展開する親会社より、スタイリングの良さをうまくあぶり出せているような気がします。
京成電鉄(元新京成電鉄) 80000系
撮影:松戸新田駅(2025.4.5)
新京成電鉄最後の新系列となってしまった80000系は、京成3100系との共通設計で、2019年に誕生しました。
前面や屋根肩部などにもピンク色を配し、ビビッドな個性を主張します。
