大阪府都市開発(→泉北高速鉄道)
大阪府が設立した第三セクターの大阪府都市開発が南海電鉄に業務委託して運行する「泉北高速鉄道線」は、2014年には泉北高速鉄道に社名を改め、南海グループ入りしました。さらに2025年には南海電鉄に吸収合併されました。
100系(1971年)
開業時の泉北高速鉄道は、無塗装を基本にしながら、南海電車との区別のためか、前面扉部分に青いアクセントが入っていました。
3000系(1987年)
1987年に側面にラインを入れる新塗装を導入しました。窓の上下ではありますが、窓上の帯が太く、いずれも帯が窓に掛かるという変わった位置になっています。コルゲートの凹凸を避けたのかも知れませんが、多少オリジナリティを感じます。
9300系(2022年)
窓下ラインをベースとする普通のカラーデザインに近づきましたが、屋根肩のラインには先頭車から斜めに上がる太い帯を配しています。
写真で補足説明
南海(元泉北高速鉄道) 3000系(復刻カラー)
撮影:我孫子前−浅香山間(2025.7.4)
泉北高速鉄道では初代車両の100系と増備車の3000系ともに南海車両をベースにしたステンレス無塗装車でしたが、前面貫通扉のみイメージカラーの青い色を付けています。
ちょっと相鉄を思い出しますが、オリジナリティとセンスを感じるデザインです。
元泉北高速鉄道 3000系
撮影:堺東駅(2025.7.4)
1987年から側面にも青帯を入れましたが、窓やドアにかかる中途半端な位置。多分コルゲートを避けたのでしょう。個性的な帯の入れ方ではありますが、北総開発・都市整備公団の影響を感じないでもありません。
(復刻カラーの写真に帯を追加した加工写真です)
南海(元泉北高速鉄道) 5000系
撮影:栂・美木多−泉ヶ丘間(2025.5.1)
1990年からの5000系では南海との共通設計を卒業し、オリジナルのアルミ車体となりました。しかし、車体はホワイトに全塗装されています。
写真は青色の単色ラインに変更されたデザイン。
泉北高速鉄道 7000系
撮影:浅香山−我孫子前間(2025.3.8)
1996年からの7000系もオリジナルのアルミ車体で、やはりホワイト全塗装です。青に水色を配したオリジナルデザイン。
合併まで1か月を切ったこの時期、帯の中の文字も「NANKAI」に変更されつつありましたが、この車両は「SEMBOKU」のまま残っていました。
泉北高速鉄道 9300系
撮影:浅香山−我孫子前間(2025.3.8)
5000系以降、しばらくの間自社設計のアルミ車体にホワイト塗装した車両を増備していましたが、2022年に南海電鉄と共通設計のステンレス車に回帰しました。
ステンレス地に太い青帯は、南海線内を走っていても、一つ上の貫禄を感じたものです。
