名古屋鉄道
スカーレット1色のカラーで我が道を進んでいたはずの名鉄も、ある時からステンレス無塗装の車両に手を染め、取り立てて特徴のない窓下ラインの電車を増備し始めてしまいました。
300系(2002年)
名鉄で初めてのステンレス車は、名古屋市営地下鉄上飯田線直通用に製造された300系です。
上飯田線のラインカラーであるピンク色と、名鉄のコーポレートカラーである赤色を入れています。
3300系(2004年)
地上線用では初めてのステンレス車は、名鉄カラーの赤色を窓下に入れました。3300系と、2両編成の3150系がこれに当ります。
3300系(2015年)
やっぱり名鉄らしくないと思ったのか、3300系の4次車から前面の下半分がスカートを含めて赤くなりました。側面窓上にも細い赤線が加わっています。
9500系(2019年)
2019年の9500系から、さらに前面のほとんどを赤くして、遠くから見るとスカーレットの名鉄に見えるようになりました。
写真で補足説明
名古屋鉄道 3500系と6800系
撮影:山王−金山間(2025.9.1)
名鉄といえば、我が道を行くスカーレット1色で、車体断面の丸い電車を作り続けてきました。これ以外の名鉄を見たことがなかった世代としては、今も最終形のスカーレットの電車がメインの路線ですれ違う光景が見られる喜びを噛みしめています。
名古屋鉄道 3500系+3150系
撮影:豊橋−伊奈間(2025.9.1)
スカーレット1色の3500系とステンレス車の3150系が手をつないで走ります。
2025年猛暑の夏にこんな場所に撮影に行ったのは、名鉄とJR東海(飯田線)が線路を共用するという場所をきちんと見ておきたかったからでした。戦時買収線区の面影が残る区間として貴重です。(今回の表紙写真と同じ線路を走る名鉄電車です)
ちなみに、名鉄の前身の愛知電気鉄道が豊橋に乗り入れるため、豊川鉄道(飯田線の前身)と線路の共同使用を目論んだことから、このような形になったのです。
名古屋鉄道 3500系+3100系
撮影:豊橋−伊奈間(2025.9.1)
上の写真と同じような編成が来たので、よくあるアルミ車を白く塗ったのかと思ったら、スカーレット1色の普通鋼製車をステンレス車のイメージに合わせて塗り替えたそうです。
何をやってくれてるんだか。
名古屋鉄道 3300系
撮影:山王−金山間(2025.9.1)
21世紀になって、とうとう名鉄もステンレス無塗装ボディを採用、伝統のスカーレットは窓下の細線に残るだけとなりました。
一応、2015年から前面の赤の面積が大きく増えるイメージチェンジを行いましたが、まだまだ足りてません。
名古屋鉄道 9100系
撮影:山王−金山間(2025.9.1)
改良型として2019年に登場した9500系(写真は2021年からの2両編成の9100系)からは、前面が鋼製車を思わせるスカーレット1色に変わりました。
側面までスカーレットにしてしまうまで、あともう1歩。
