窓下にラインを入れがち

京成電鉄


京成電鉄では、試作的にアルミ車を入れたことはあったものの、量産化されたのはステンレス車で、当時「赤電」と呼ばれていた鋼製車のカラーをラインカラーにして、3点セットの位置に常識的に収めました。1990年代以降は、コーポレートカラーにもなった赤と青のラインに変更しています。

1600形(1968年)
1600形

1968年に特急形「開運号」1600系を通勤形に改造する際、2両はアルミ製となりました。編成を組む一般車に合わせ、窓下には青いラインが入りました。
帝国車輌製。

3500系(1972年)
3500系

1972年からステンレス製車体となり、窓下、窓上、前面の“3点セット”の位置で、ファイアーオレンジの帯が入りました。

3700系(1991年)
3700系

1991年から新造された3700系から、特急スカイライナーに使用されていた青と赤のラインが採用されました。

3050系(2009年)
3050系

成田スカイアクセス線用には、飛行機のモチーフが入った青いグラデーションが窓周りに入ります。北総開発7000系を彷彿とさせるかっこいいデザインでした。
残念ながら、2019年にラインカラーがオレンジ色に変更され、この車両も平凡な窓下ラインに変わってしまいました。

3100系(2019年)
3100系

2019年の3100系では久々にオレンジ色のラインが復活しましたが、これは成田スカイアクセス線の案内カラーだそうで、京成電鉄の標準カラーが変更になったわけではないそうです。

3200系(2024年)
3200系

やはり京成の標準カラーは赤と青のままのようです。

写真で補足説明

京成電鉄 3600系(復刻カラー)
3600系

撮影:京成上野駅(2023.5.27)

登場時のファイヤーオレンジのラインに復刻された車両です。

京成電鉄 3700系
3700系

撮影:青砥−京成高砂(2025.4.5)

京成グループのイメージカラーである赤と青のラインが入れられました。

京成電鉄 3000系
3000系

撮影:青砥−京成高砂(2025.4.5)

幕板のラインが細くなり、あるのかないのか分からなくなりました。

京成電鉄 3100系
3100系

撮影:西白井−白井(2025.6.14)

成田スカイアクセス線のラインカラーであるオレンジ色のラインを展開した3100系。
同じルートを走る北総線は青色。ならばスカイアクセス線は今までの青を維持した上で、違うルートを走る京成本線を青以外の色にすればよかった気がします。

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