JR東海
JR東海は、オレンジ色を自社のコーポレートカラーにしましたが、国鉄時代からの湘南色と共通する色だったため、湘南色をステンレス車にとどまらず鋼製車のラインにまで拡大して使い続けました。
その後、コーポレートカラーを単色で使用するようになりました。
213系(1987年)
国鉄が近郊形電車の新系列に採用した湘南色のラインは、そのままJR東海の標準カラーになりました。オレンジ色は湘南色の黄かん色のままで、JR東海のコーポレートカラーのオレンジ色とは異なります。
311系(1989年)
JR東海の自社設計の311系から、コーポレートカラーのオレンジ1色のラインになりました。ただし、窓下のラインの上下には細い白線が入り、ステンレス地との区分を明確にしています。
315系(2021年)
長く“3点セット”のラインを続けてきたJR東海ですが、315系から独自のデザインに変わりました。
写真で補足説明
JR東海 211系
撮影:焼津−用宗間(2024.1.1)
JR東海が国鉄から引き継いだ湘南色の帯の211系と、JR東海のコーポレートカラーの313系が手をつなぎます。オレンジ色の色調が異なるのが分かります。
JR東海 213系
撮影:船町−下地間(2025.9.1)
2扉の近郊形というのも、最近見られなくなりました。湘南色の帯の213系が飯田線で最後の活躍です。
JR東海 313系
撮影:豊橋−西小坂井間(2025.9.1)
東端は御殿場線の国府津から西端は米原まで、北は篠ノ井線の松本(以前は長野)まで、あらゆる区間で活躍するJR東海のマルチプレイヤー。
車内はロングシートからクロスシート、転換クロスシートとバラエティに富みますが、これぞ近郊形の原点ともいうべき展開。奇をてらわない外観もそういう趣旨なら理解できます。
JR東海 313系8000番代
撮影:三島駅(2025.9.13)
中央西線の有料快速「セントラルライナー」に使用するため、窓周りにオレンジ色のグラデーション風デザインを施したJR東海の力作でした。後の315系の意匠を先取りしていたようにも思います。
現在は静岡地区で余生を送っていますが、転換クロスシートの居住性はそれなりに人気があります。
JR東海 315系
撮影:名古屋駅(2025.9.1)
JR東海の新標準として2021年にデビューし、瞬く間に中央西線の形式統一を成し遂げたのが315系。「セントラル・ライナー」を思い出す窓周りのグラデーション風デザインは、恐らく今後、東海エリア各地に広がってゆくのでしょう。
JR東海 383系
撮影:安茂里−川中島間(2025.3.23)
JR東海の特急形はステンレス車体が特徴で、そこにリブが入り、窓周りの黒いシート張りの部分にもリブを表現したラインが入る仕様です。コーポレートカラーのオレンジ色は、白で縁取りがされた二重ラインが特徴。
JR東海 HC85系
撮影:名古屋駅(2025.9.1)
JR東海の新しい特急形として2019年に登場したハイブリッド気動車HC85系は、窓上に白とオレンジラインを配置する新たな展開。前年に登場した東急の電車とよく似ていますが、これが今後のトレンドとなる可能性を示唆します。
