JR東日本
JR東日本は1987年に国鉄の分割民営化に伴い、首都圏や東北、信越地方の車両をそのまま引き継ぎますが、ステンレス車の帯の入れ方についてもほぼそのまま継承しています。
205系・埼京線(1989年)
国鉄から引き継いだ山手線205系のパターンをそのまま展開します。従来の国電カラー5色をはじめ、埼京線の緑色、京葉線の赤色など、新たなラインカラーも設定されます。帯位置は“3点セット”のまま変わりません。
205系・南武線(1989年)
単一カラーやツートンカラーの帯色への展開だけでなく、新しいパターンも生まれます。南武線では、ラインカラーのカナリア色に加え、これまで南武線で見られたオレンジ色、茶色を補色として用いています。
この手法は、武蔵野線、鶴見線、八高・川越線などでも採られます。
E233系・中央線(2006年)
基本パターンは変わりませんが、ドアに帯が入ったのと、前面に帯がない中央線のE233系。
E235系・山手線(2015年)
JR東日本では、とうとうこれまでの常識を打ち破るカラーパターンを導入しました。今のところ、山手線だけです。
写真で補足説明
JR東日本 209系
撮影:高萩駅(2010.2.20)
JR東日本のオリジナル車両である209系は、205系と同じ帯の入れ方を踏襲し、その後の各系列にも引き継がれています。
JR東日本 E217系
撮影:錦糸町駅(2014.12.28)
JR東日本 E233系
撮影:横浜駅(2025.3.28)
JR東日本では、それまで鋼製車に展開されていたツートンカラーを、ステンレス車のラインカラーに展開しました。
横須賀線、総武快速線ではスカ色を、東海道線、高崎線、東北線では湘南色を、それぞラインカラーとしています。色調については、明るめの色合いに変更されてきています。
JR東日本 E531系
撮影:水戸駅(2020.5.30)
JR東日本のE531系は、2005年から量産が開始された交直両用車両で、帯の入れ方は在来車と共通していますが、前面ラインは斜めにカットされています。
帯色の青は、前任の415系が採用していたラインカラーを踏襲しています。
JR東日本 E233系(千代田線乗り入れ用)
撮影:千歳船橋駅(2020.5.30)
千代田線乗り入れ用に2009年から製造されたE233系2000番代は、先輩の203系や209系に倣って、幕板のラインはありません。
JR東日本 E233系・E235系
撮影:神田−東京間(2025.7.27)
中央線のオレンジバーミリオンと山手線のウグイス色。既に還暦を越えたこの組み合わせですが、ステンレス車体への帯色に姿を変え、さらにウグイス色は扉部分への色付けという新たな展開を図っています。
JR東日本 211系(信州色)
撮影:小淵沢駅(2018.12.11)
長野県エリアに転入した211系は、JR東日本のセオリーに則り、普通鋼製の115系が纏っていた信州色をラインに展開しています。
JR東日本 E129系(新潟色)
撮影:新潟駅(2023.8.12)
新潟地区に投入されたE129系は「新潟色」のラインを入れると聞いていましたが、実際の色のうち赤は上越新幹線に用いられた「トキ色」。色褪せたようなカラーリングになってしまいました。
