東海道本線(米原〜岡山)
特急列車(昼行)
特急「なは」
581・583系
(大阪〜西鹿児島)
特急「日向」
485系
(大阪〜宮崎)
特急「みどり」
481系
(大阪〜岡山〜大分)
新幹線が岡山開業した後も、大阪から西へ向かう優等列車は残されていました。
581・583系電車は、夜には寝台車、昼には座席車として使える合理的な電車として設計され、昼に夜に本州と九州の間を休みなく走っていました。
特急「かもめ」
80系気動車
(京都〜長崎・佐世保)
L特急「しおじ」
481系
(新大阪・大阪〜下関)
○
○
○
特急列車(夜行)
特急「あかつき」
14系・24系・20系客車(寝台)
(新大阪〜長崎・佐世保・西鹿児島)
特急「明星」
581・583系(寝台)
(新大阪〜熊本)
特急「彗星」
24系客車(寝台)
(新大阪〜大分〜都城)
特急「きりしま」
581・583系(寝台)
(京都〜西鹿児島)
○
コキフ10000
○
急行列車
急行「つくし」
475系
(大阪〜博多)
急行「屋久島」
旧型客車(座席・寝台)
(大阪〜西鹿児島)
急行「雲仙」
旧型客車(座席・寝台)
(大阪〜長崎)
急行「西海」
旧型客車(座席・寝台)
(大阪〜佐世保)
急行「日南」
旧型客車(座席・寝台)
(京都〜大阪〜宮崎〜都城)
急行「天草」
旧型客車(座席・寝台)
(京都〜熊本)
普通列車
新快速
153系
(草津〜京都〜西明石〜姫路)
快速・普通
113系
(大垣〜上郡・播州赤穂)
和田岬支線
旧型客車
(兵庫〜和田岬)
1972年3月、京阪神間の「新快速」に急行形の153系が投入されます。急行料金のいらない普通列車でありながら、冷房付の急行形であることは当時としては破格のサービスでした。それに加え、白に近い灰色にスカイブルーのラインという、国鉄らしからぬカラーデザインには驚かされました。
この当時の「新快速」は、京都〜明石間の停車駅が大阪と三ノ宮だけで、新幹線停車駅の新大阪も通過するという俊足ぶりでした。
赤穂線
普通列車
113系
(草津〜姫路〜播州赤穂)
普通列車
80系
(姫路〜播州赤穂〜岡山)
普通列車
戦前型国電
(播州赤穂〜岡山)
宇野線
特急「瀬戸」
20系客車
(東京〜宇野)
急行「鷲羽」
153系
(新大阪〜宇野)
○
○
○
宇野線は、宇野で宇高航路と接続して四国とを結ぶ重要路線の一つでした。目的地に朝到着するため、急行「鷲羽」は、深夜1〜3時頃に連絡船との乗換を行う設定でした。新快速用の153系を使用した列車を描いてみました。
快速列車
113系
(岡山〜宇野)
普通列車
戦前型国電
(岡山〜宇野)
○
○
○
日中は冷房付、グリーン車付の113系を使用したノンストップの快速列車が1時間ごとに走っていました。
現在の「マリンライナー」は、そのDNAを受け継いでいると言えるでしょう。
私鉄線(国鉄と競合)
阪急電車
2800系
(河原町〜梅田)
京阪電車
1900系(テレビカー)
(京阪三条〜京阪淀屋橋)
阪神電車
7800系(赤胴車)
(阪神梅田〜阪神三宮〜高速神戸)
関西の私鉄には、京阪神間を短時間で結ぶ特急電車が多数運転されています。国鉄の「新快速」もこれを意識して設定されたものです。
なお、京阪の特急はこの時すでに3000系に置き換えられていましたが、京阪らしいスタイルの1900系にあえて出演させています。
これら関西私鉄は、スタイル、塗装ともに伝統を重んじる傾向にありますが、この時期、電車のスタイルには新たな革命が起きており、その震源地は大阪だったように思います。下記のページでちょっと触れておきます。
