日本の鉄道

東海道本線(東京〜静岡)

特急列車(昼行)

特急「あまぎ」
157系
157系
(東京〜伊豆急下田)

特急列車(夜行)

特急「さくら」EF65
14系客車
(東京〜長崎・佐世保)

特急「はやぶさ」
20系
20系客車
(東京〜長崎・西鹿児島)

特急「みずほ」
14系
14系客車
(東京〜熊本)

この時期は、「ブルートレインブーム」が到来するちょっと前でした。もう1〜2年すると、子どもたちが「ブルトレ」などという略称を口にしながら、東京駅のホームで集団でカメラを構えるようになります。
これまで20系が主役だった寝台特急に、14系が加わり始めた時期です。

特急「富士」
EF65
20系客車
(東京〜宮崎〜西鹿児島)

特急「あさかぜ」
20系
14系客車・20系客車
(東京〜博多)

特急「瀬戸」
20系
20系客車
(東京〜宇野)

急行列車(昼行)

急行「東海」
153系
153系
(東京〜静岡)

急行「伊豆」「おくいず」
153系
153系
(東京〜伊豆急下田・修善寺)


誘導サイン

急行「伊豆」と「おくいず」は運転区間も車両も同じなので、どう違うのかよく分かりませんでしたが、後になって、「伊豆」は全席指定席、「おくいず」は全席自由席だと知りました。
まだ急行列車でも全席指定席に違和感がなかった時代です。この後、自由席を増やした「エル特急」が量産され、指定席と自由席の常識は変化してゆきます。
※急行「東海」は、この前のダイヤ改正で、ヘッドマークがなくなっていたと思います。でも、当時の私の心の中ではヘッドマーク付でした。

急行列車(夜行)

急行「銀河」
EF58
旧型客車(寝台・座席)
(東京〜大阪)

急行「桜島」「高千穂」
ナハフ10
旧型客車(座席)
(東京〜熊本・大分〜西鹿児島)


誘導サイン

急行「桜島」「高千穂」は、東京駅を午前10時ちょうどに出発する列車で、すべて座席車で編成されていますが、夜行列車です。大阪〜岡山間あたりで夜になり、翌日の早朝に門司で分割され、鹿児島本線経由の「桜島」は11:43に西鹿児島に到着、日豊本線経由の「高千穂」は14:20に西鹿児島に到着します。つまり、「高千穂」に至っては、28時間かけて運転される列車なのです。

普通列車

普通列車
113系
113系
(東京〜浜松)

普通列車
80系
80系
(東京〜静岡)

横須賀線
113系
113系
(東京〜久里浜)

東海道線と横須賀線は同じ線路を走っていましたが、車体色も停車パターンも違うので、名前が違うことに違和感はありませんでした。今で言えば、池袋〜大崎間の埼京線と湘南新宿ラインのようなものかもしれません。

相模線

普通列車
キハ10
一般形気動車
(茅ヶ崎〜橋本)

御殿場線

急行「ごてんば」
165系
165系
(東京〜国府津〜御殿場)

急行「あさぎり」
小田急3000系
小田急3000系
(新宿〜松田〜御殿場)

普通列車
72系
72系
(国府津〜御殿場〜沼津)

小田急ロマンスカーが、連節車の独特のリズムを奏でながら、山間にオルゴールの音色を響かせて走るのが御殿場線でした。通常は5両編成ですが、多客時には重連の10両編成での運行もありました。小田急ロマンスカーといえば特急ですが、御殿場線内では急行でした。

伊東線・伊豆急行線

急行「伊豆」「おくいず」
167系
167系
(東京〜熱海〜伊豆急下田)

普通列車
113系
113系
(熱海〜伊東〜伊豆急下田)

普通列車
伊豆急100系
伊豆急行100系
(熱海〜伊東〜伊豆急下田)

伊東線は、伊豆急行と一体になって、東伊豆へのアクセスを引き受けていました。東京からの直通列車が次々と伊豆急行に乗り入れていた反面、伊東線内ローカル電車に国鉄車両は少なく、横須賀線と共通運用の113系が時々来るだけでした。
直通列車は臨時急行によく登板した修学旅行用167系を、区間ローカルはシールドビームで新造された希少な1971年度製を、意図的に載せました。

身延線

急行「富士川」
165系
165系
(静岡〜甲府)

普通列車
クモハユニ44
戦前型国電
(富士〜甲府)

団体列車(創臨)
スハフ14
波動用客車など
(各地〜富士宮)

急行「富士川」は165系ですが、153系を改造したクハ164が時々入っていたりして、貫禄がありませんでした。
富士〜富士宮間は高架複線区間で、創価学会の臨時列車が多数乗り入れており、長編成の客車や電車、気動車を見ることができました。

沼津機関区

入換車
クモハ12
クモハ12
(沼津機関区・入換車代用)

電気機関車
EF65
EF65
(荷物列車・貨物列車)

救援車
クエ28002
クエ28
(沼津機関区)

沼津機関区は、身延線や御殿場線の車両が配置されていますが、入換用のクモハ12は大糸線から転入してきたのでスカイブルーのまま使用されています。
救援車は、前面に大きな観音開き扉や複数のヘッドライトをつけていますが、これは山間路線に出動するための独特の装備です。

キヨスク

私鉄線(国鉄車両乗り入れ)

伊豆箱根鉄道駿豆線

普通列車
モハ1000
1000系
(三島〜修善寺)

普通列車
モハ60
モハ60形など
(三島〜修善寺)

急行「伊豆」「おくいず」
155系
国鉄155系
(東京〜三島〜修善寺)

伊豆箱根鉄道駿豆線には、東海道本線から急行「伊豆」「おくいず」が乗り入れていました。基本編成が伊東線・伊豆急行線に乗り入れ、付属編成が伊豆箱根鉄道に乗り入れるパターンです。また小田原以西で自由席になるため、「伊豆」と「おくいず」は伊豆箱根線内では実質的に同じです。ここでは、臨時列車で使われる修学旅行用155系を登場させました。
伊豆箱根鉄道の自社車両は、親会社の西武鉄道との共通性が高く、色も同じです。西伊豆への観光路線の役割があることから、新車にはセミクロスシート車もありました。

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80s岩手県のバス“その頃”