日本の鉄道

東北本線(仙台〜青森)

特急列車

特急「はつかり」
485系
485系
(上野〜青森)

特急「ゆうづる」
カニ21
20系客車(寝台)
(上野〜青森)


青函連絡船

特急街道の東北線は、当然仙台以北でも1時間ごとの特急とその合間の急行が走っているのですが、そのほとんどが上野から東北本線か常磐線を経由してやってきます。ここでは、そのうち代表的なものを、車種が重複しないようにご紹介します。
485系の前面貫通形は、青森運転所に配置され、比較的長距離の特急列車に使用されていました。
なお、この時代の特急列車は全席指定席が基本ですが、青森発着の「はつかり」は盛岡以北で、盛岡発着の「やまびこ」は仙台以北で自由席になります。

急行列車(昼行)

急行「くりこま」
455系
455系
(仙台〜青森)

急行「あぶくま」
455系
455系
(白河〜盛岡)

急行「しもきた」
キハ58
急行形気動車
(盛岡〜青森〜碇ヶ関)

仙台以北のみの運行で、かつ支線に逸れていかない列車というと、数は絞られます。基本的には、特急列車の合間に、複数の急行列車が補完し合いながら運転されるという構図です。
急行「しもきた」は、青森をまたいで東北本線と奥羽本線を直通する数少ない列車です。

急行列車(夜行)

急行「八甲田」
ED75
旧型客車(座席・寝台)
(上野〜福島〜青森)

急行「十和田」
スハフ42
旧型客車(座席・寝台)
(上野〜水戸〜青森)

急行「おいらせ」
ナハネフ10
旧型客車(座席・寝台)
(郡山〜青森)

青森まで直通する夜行急行は、東北線経由の「八甲田」と常磐線経由の「十和田」が走ります。急行「おいらせ」は、かつては上野発着でしたが、この時期は郡山発で全区間「八甲田」と併結運転するというおかしな列車でした。

普通列車

普通列車
ED75
旧型客車
(上野〜青森)

普通列車
キハ45
一般形気動車
(白河・丸森〜仙台〜利府)

仙石線

特別快速・快速・各駅停車
72系
72系
(仙台〜石巻)

石巻線・柳津線

普通列車
キハ45
一般形気動車
(小牛田〜柳津・女川)


ホキ2200
ホキ2200

仙山線

急行「あさひ」
キハ58
急行形気動車
(仙台〜山形〜新潟)

急行「仙山」
455系
455系
(仙台〜山形)

普通列車
ED78
旧型客車
(仙台〜山形)

陸羽東線

急行「千秋」
キハ58
急行形気動車
(仙台〜秋田〜青森)

急行「もがみ」
キハ28
急行形気動車
(仙台〜酒田〜羽後本荘)

普通列車
キハ45
一般形気動車
(仙台〜小牛田〜鳴子〜新庄)

山形機関区には、修学旅行用に作られたキハ28・58が配置されており、たまに黄色と朱色の修学旅行カラーの車両を見ることができました。

大船渡線

急行「むろね」
キハ28
キハ58形ほか
(仙台〜一ノ関〜盛)

急行「からくわ」
キハ58
キハ58形ほか
(一ノ関〜盛)

普通列車
キハ22
一般形気動車
(一ノ関〜盛)

大船渡線には3つの急行列車があります。
「むろね」は仙台発着、「さかり」は盛岡発着、「からくわ」は大船渡線内のみの列車という違いがあります。
ちなみに、上り(一ノ関方面)の「さかり」は大船渡線内は普通列車で、東北本線で「たざわ」と併結してから急行列車になります。

北上線

特急「あおば」
キハ181
181系気動車
(仙台〜北上〜横手〜秋田)

急行「きたかみ」
キハ58
急行形気動車
(仙台〜北上〜横手〜秋田〜青森)

普通列車
キハ22
一般形気動車
(北上〜横手)

特急「あおば」は仙台と秋田を結ぶ特急列車で、グリーン車も食堂車も連結しています。
短期間しか存在しなかった特急列車で、1975年に奥羽本線が電化されると、共通運用の特急「つばさ」が電車化されてしまい、使用車両を失って廃止になってしまいます。

釜石線・山田線

急行「陸中」
キハ58
急行形気動車
(仙台〜花巻〜釜石〜宮古)

急行「はやちね」
キハ58
急行形気動車
(盛岡〜花巻〜釜石)

急行「五葉」「そとやま」
キハ28
急行形気動車
(盛岡〜花巻〜釜石〜宮古〜盛岡)

ここにもいろんな急行列車が走ります。釜石線を走る「陸中」は仙台発着、「はやちね」は盛岡発着です。山田線のみを走るのは「リアス」です。盛岡発着の循環急行もあり、反時計回りが「五葉」、時計回りが「そとやま」です。
そのほかに、花輪線から「よねしろ」も乗り入れてきます。

普通列車
キハ52
一般形気動車
(花巻〜釜石〜宮古〜盛岡)

田沢湖線

急行「たざわ」
キハ58
キハ58形ほか
(仙台〜盛岡〜秋田)

普通列車
キハ55
一般形気動車
(盛岡〜大曲)


飲料自動販売機

東北の急行列車を語るとき、多層建て列車については避けて通れない話なのですが、文章で書くのも甚だ面倒な話です。
急行「たざわ1号」は、仙台から盛岡まで東北本線を走ってくるのですが、一ノ関で大船渡線に向かう「むろね1号」を切り離すと同時に、大船渡線から来た「さかり」を併結します。花巻では釜石線に向かう「陸中1号」を切り離すと同時に、釜石線から来た「はやちね1号」を併結します。これら併結した2列車は盛岡で終点です。「たざわ1号」は田沢湖線内では晴れて単独列車になるのですが、大曲で「千秋1号」「もがみ」と併結して秋田まで走ります。ちなみに、この「千秋1号」「もがみ」は仙台を「たざわ1号」の5分後に発車して陸羽東線を経由してやってきたのです。もうここで何を言っているのかよく分かりません。

花輪線

急行「よねしろ」
キハ58
キハ58形ほか
(宮古〜盛岡〜秋田)

普通列車
キハユニ26
一般形気動車
(盛岡〜大館)

八戸線

急行「なつどまり」
キハ58
キハ58形ほか
(青森〜八戸〜鮫)

普通列車
キハユニ26
一般形気動車
(八戸〜久慈)


手小荷物取扱所

大湊線・大畑線

急行「なつどまり」
キハ58
急行形気動車
(青森〜野辺地〜大湊)

普通列車
キハ22
一般形気動車
(野辺地〜大湊〜大畑)


お手洗い

車窓から見えた事業用客車

交直流電車教習車
オヤ33
オヤ33形
(仙台機関区)

架線観測車
オヤ362051
オヤ36形
(盛岡客貨車区)

保健車
スヤ423
スヤ42形
(青森機関区)

東北本線沿線の基地に配置され、途中駅の側線などに留置されていた事業用客車です。
時期ごとに異なっていたとは思いますが、オヤ33は長町駅に、オヤ36は好摩駅に、スヤ42は野辺地駅に置かれていました。

私鉄線(沿線)

岩手開発鉄道
キハ41000
キハ41000形
(盛〜岩手石橋)

十和田観光電鉄
モハ3400
モハ3400形
(三沢〜十和田市)

南部縦貫鉄道
キハ10
キハ10形
(七戸〜野辺地)

北東北の私鉄は、名前を聞いただけだと壮大な私鉄であるかと勘違いします。
こどもの頃にカラーブックスか何かを見ての感想ですが、広大な岩手県を開発するなんてすごい私鉄だと思いましたし、十和田の広域観光というと箱根や軽井沢の観光を網羅する大手私鉄系をイメージしましたし、南部を縦貫するというとシベリア横断鉄道のように何日もかかって旅をするのだろうかと思ったりしました。

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80s岩手県のバス“その頃”