松本電鉄・諏訪バス
1978(昭和53)年導入車
写真:高ボッチ高原の草競馬場(1990)
1978年には松本電鉄の路線バスに1975年以来3年ぶりの大型バスが入っています。また小型バスも数多く入り、ダウンサイジングが進んでいたことが分かります。路線車
いすゞBU04(松本電鉄850・851、諏訪バス398〜399?)
松本電鉄 851(松本22あ625)
撮影:松本営業所(1989.4)
松本電鉄 850(松本22あ624)
撮影:松本営業所(1988.9.13)
4年ぶりに増備された大型バスの路線車です。松本電鉄では4両のうち、2両が川崎ボディ、2両が北村ボディです。車内は2人掛け座席が並びます。
明科営業所に配置された補助金車で、中房温泉線(穂高駅〜中房温泉)にも使われるため、短尺車になりました。リア窓の内側には登山者の荷物からガラスをガードするパイプが付けられています。
諏訪バス 399(松本22あ631)
撮影:茅野営業所(1989.3.21)
松本電鉄と同形車ですが、諏訪バスは川崎ボディのみです。
また、諏訪バスでは1988〜89年にかけて、直線塗り分けへの塗り替えが行われ、だいぶ見てくれが良くなりました。
いすゞBU04(松本電鉄852・853)
松本電鉄 852(松本22あ622)
撮影:ポンコツ屋赤木様(松本営業所 1989.8.9)
松本電鉄は、川崎ボディ2両と北村ボディ2両を分け合っての増備。しかし、これが北村製作所製大型バスの最後の車両となりました。
前面が2枚ガラスとなり、前ドアの窓も大きく、数多い松本電鉄の北村ボディの中では最新スタイルになっています。
明科営業所でローカル運用についていたものの、路線縮小により松本市内線に転用されましたが、ほどなく白馬営業所に移ってしまいました。
いすゞCCM410(諏訪バス396〜397)
諏訪バス 397(松本22あ629)(廃車体)
撮影:茅野市(2019.4.27)
1978年の中型バスは、北村製作所製ボディが選択されました。前年の川崎ボディと同様に、メトロ窓になっています。
小型バスと共通のこのボディスタイルは、まだスケルトン化が進んでいない路線バスの中では、かなり斬新なイメージでした。
前年度製が直線カラーに塗り替えられたのに、この車両は旧塗装のまま廃車になりました。
いすゞDBR370(松本電鉄810〜813)
松本電鉄 812(松本22か89)
撮影:松本営業所(1988.10.12)
松本電鉄では、狭隘路線を中心に、小型バスを大量に導入します。いずれも4t車ベースの幅広車体で、大型バスメーカーが得意な分野です。
もっとも、これらの対象路線は1980年代には相次いで路線廃止となり、これら小型バスも10年足らずで廃車されました。
方向幕は「舟付」。薄川(すすきがわ)沿いを登ってゆく薄川線です。間もなく廃止になる路線です。
三菱FK103F改(松本電鉄814〜821?)
松本電鉄 814(松本22か91)
撮影:松本営業所(1988.10.12)
いすゞ車とともに三菱のFKというトラックシャーシを改造した珍しい小型バスも導入されていました。
ローザをベースにしながらも幅の広い車体です。セミデッカーのように屋根を段上げしており、路線バスでの車内移動を容易にしています。
貸切車
いすゞCRA580(松電観光バス810〜811?)
松電観光バス 811(松本22あ606)
画像:信州観光バスセンターカタログ(1985)
前年に引き続き導入されたセミデッカータイプは、やはり松電観光バスはいすゞとなりました。
翌1979年にも松電観光バスには同型車が入っています。車番は851〜853です。
三菱MS513N(松本電鉄830〜834?、諏訪バス46?)
諏訪バス 46(松本22あ609)
撮影:茅野営業所(1989.3.21)
三菱のセミデッカー。1977〜79年の3年間は、グループ3社ともセミデッカーとなり、諏訪バスは、松本電鉄と同形の三菱車が選択されました。
松本電鉄 830(松本22あ611)
撮影:ポンコツ屋赤木様(塩尻営業所 1988.12.28)
登場から10年を経て、塩尻営業所で暇を持て余すセミデッカーです。
三菱MK115F(松本電鉄835?)
松本電鉄 835?(松本22か103)
撮影:ポンコツ屋赤木様(池田営業所 1989.8.11)
1978年に三菱ふそうから新発売された中型貸切バスのセミデッカーを、松本電鉄が逸早く導入していました。記録がほとんどないのですが、廃車予定となって池田営業所で留置されているところを、ポンコツ屋赤木様のカメラの片隅が捉えていました。
車番は不明ですが、空番が少ないので大型セミデッカーの続き番835になったと推測。