松本電鉄・諏訪バス
1970(昭和45)年導入車
写真:松本城(1988.6.5)
1970年製というと、1988年時点で18歳。バスを20年使うというのはかなり稀有(けう)な事例だった時代、18歳でも相当の長寿でした。しかし、松本電鉄では車両の代替が進んでいない時期で、これら1970年製も20歳を迎えるまで長生きできた車両もあります。路線車
いすゞBU20D(松本電鉄10〜19)
松本電鉄 17(松本2あ523)
撮影:松本営業所(1988.5.14)
松本電鉄 11(松本2あ516)
撮影:松本営業所(1988.5.21)
いすゞの長尺車で、2人掛けの郊外用ですが、なぜか直噴エンジンを採用。この時は廃車が進み、この2両くらいが残存していた状況です。間もなく廃車になり全滅しました。
池田営業所に配属され、安曇野線(松本〜穂高〜池田)に使用されていました。国道を走る幹線で、かつては乗客が多く、このような長尺車が必要だったのでしょう。
いすゞBU05(松本電鉄50〜59)
松本電鉄 59(松本2あ580)
撮影:松本駅(1988.4.24)
松本電鉄 59(松本2あ580)
撮影:松本営業所(1988.7.5)
灰色のビニル張りの2人掛けシートを持つ車両。郊外線仕様ですが、この時には松本市内線に集結していました。車内には運賃表示器がなく、運転席後ろに三角表を表示していましたので、浅間線や北市内線など近距離路線専用でした。そのため、古いバスなのに松本駅で見かける頻度が高い車両でした。
赤色がだいぶ渋い色合いになっていますが、こんな感じの車両はほかにも多く見られました。
この年度のBU05だけ、リアのエンジン通気孔の形に特徴があります。
三菱MR410(松本電鉄60〜69)
松本電鉄 67(松本2あ590)
撮影:辰野駅(1977.8.16)
松電・諏訪バスグループでは数多い呉羽ボディの前後ドア車。
この写真は、1977年に初めて飯田線を撮影に来た際に撮った辰野営業所の松本電鉄。まだそんなに古いバスではなかったはずですが、古いバスに見えたのでわざわざ撮ったのだと思います。
貸切車
いすゞBH20P(松本電鉄80〜82、諏訪バス351・352)
松本電鉄 81(松本2あ558)
撮影:板橋不二男様(松本営業所 1978)
松電・諏訪バスグループでは、1970年に川崎丸形(オバQ)を導入しました。BH20PとBU20EPを5両ずつの合計10両で、松本電鉄と諏訪バスに両型式を混ぜて5両ずつ配置しました。
諏訪バス 352(廃車体)
撮影:諏訪市(2003.2)
諏訪バス 352(廃車体)
撮影:諏訪市(2003.2)
諏訪バスに入ったうちの1両が、2000年代初めまで諏訪湖畔に置かれていました。諏訪湖で使用する船舶に、エンジンを流用するためだったとも聞きます。
間もなく撤去されるという頃、落書きされてしまいましたが、何とかカメラに収めていました。
いすゞBU20EP(松本電鉄70・71、諏訪バス353〜355)
松本電鉄 71(松本2あ541)
撮影:板橋不二男様(松本営業所 1978)
諏訪バス 355(廃車体)
撮影:長野県(2019.5.3)
1970年のオバQのうち5両あったBU20EPです。この年度だけの存在でした。
BHとの違いはリアのエンジン配置ですが、2000年代になって諏訪バスの廃車体を確認することが出来ました。