松電カラー(直線)の詳細

昭和の松電図鑑

写真:霧ケ峰高原のビーナスライン(1990.6)

窓の大きいボディのサロンバス導入に合わせて、1980年に従来のデザインをリファインしました。前面の曲線が直線に変わり、全体的に赤の面積が増えるなど、新時代のスケルトンボディに似合うカラーデザインになりました。
写真は、レンゲツツジの咲くビーナスラインを行く諏訪バス。諏訪バスでは中古車導入と在来車塗り替えを一気に進め、この直線デザインでイメージアップを図ります。写真の車両は、松本22あ1381(車番92)と読めます。


松本電鉄

画像:旅へのいざない(1984)

1980年の富士重工R1型フルデッカーから貸切バスに採用された直線カラーは、貸切バスでは1987年の一般型まで、路線バスでは1983年から1990年までの車両に用いられました。
また、諏訪バスと松電観光バスでは、在来車の塗り替えも積極的に行われましたが、松本電鉄では塗替えは行われませんでした。
最終的には、松本電鉄の中型貸切バス1両と松電観光バスの前面のみ塗り替え車が1998年まで残りました。

諏訪バスの直線カラーへの塗り替え

中古車の導入
諏訪バス 67(松本22あ1255)
諏訪バス

撮影:岡谷営業所(1989.12)

諏訪バスでは、1988年から冷房付の中古車による車両代替を開始し、これが直線カラーになったため、急速にイメージが一新されました。
1990年の導入車までがこのデザインで就役しています。

在来車の塗り替え
諏訪バス 41(松本22あ555)
諏訪バス

画像:所蔵写真(上諏訪営業所 1990.4.1)

中古車導入と並行して、1989年には在来車の塗り替えも行われました。まだしばらく使用する車齢10年くらいの車両が対象となり、1977年製の中型バスと1978年製の大型バスが塗り替えられました。
なお、1990年にはGI(グループ・アイデンティティ)導入が予定されたため、れ以降この色への塗り替えは中止となりました。

諏訪バス 50(松本22あ663)
諏訪バス

撮影:諏訪市(1990.1)

観光タイプでは、1977〜79年のセミデッカーが塗り替え対象となりました。同時に観光路線に格下げされた車両が主体ですが、写真の1979年製は貸切のままでした。通常このデザインでは屋根肩のローマ字はないのですが、この車両では残されています。

松電観光バスの新デザイン塗り替え

松電観光バス 713(廃車体)
松電観光バス

撮影:Kj様(松本市 2015.1.26)

松電観光バスでは、1980年製以降の車両はシルバーの貸切新カラーに塗り替えましたが、1975〜79年製のモノコックボディの車両については、使用期間を考慮して前面のみ直線カラーに塗り替えるという方法を採りました。
側面の塗り分け線や屋根肩のローマ字がそのままで、前面は赤の面積が大きい新デザインに変わっています。これだけでもだいぶ見栄えはよくなっています。

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80s岩手県のバス“その頃”