エンジン通気孔(日野)の詳細説明
日野のリアエンジンバスの後面のエンジン通気孔の配置について、詳細を分類してみます。図はエンジン通気孔を比較するための模式図で、実物のボディスタイルとは異なります。
日野RB/RC
日野RB/RC (1961〜67)
標準車
日野のリアエンジンバスは、エンジンを横倒しにするリアアンダーフロアを最初に実現しました。側面の通気孔が横長になっているのがその特徴。金産ボディの場合はもっと縦寸法が小さくなります。
これに続くいすゞのリアアンダーフロアBUとは左右逆のエンジン配置です。
ターボ付
1964年から、高出力のRCにターボ付が設定されますが、その場合、後面中央の通気孔も大型になります。
日野RD
日野RD (1967〜76)
9mサイズの大型バスで、REより一足早く登場しています。縦置きエンジンのため側面の通気孔の縦寸法が大きく、後面の通気孔は二つあります。
日野RD300 (1976〜79)
1976年のモデルチェンジでRD300になると同時に、通気孔の形も変わりました。後面の通気孔は一つになり、左側面の通気孔はなくなりました。
日野RD301 (1979〜84)
後面の通気孔なし
1979年のモデルチェンジでRD301になると同時に、後面の通気孔がなくなりました。
日野RE/RC
日野RE/RC (1967〜77)
標準車
1967年のモデルチェンジで標準出力車がREとなりました。後面の中央にあった横長の通気孔がなくなっています。
なお、日産ディーゼルU系と同じく、指定車体では後ろの車体裾が斜めに上がりますが、ここではその表現はしていません。
ターボ付
前モデル同様にターボ付のRCでは後面の通気孔が二つあります。
後ドア引き戸付
後ドアが引き戸の場合、左側面に通気孔が付けられないため、後面の通気孔が二つあります。ターボ付とは見た目はほとんど変わりません。
日野RE/RC (1977〜80)
1977年のモデルチェンジでRE101など末尾が1になった際に、左側面の通気孔がなくなりました。
日野RE/RC (1980〜84)
後面の通気孔なし
1980年に型式に排ガス記号K-が付いたタイミングで後面の通気孔がなくなりました。いすゞBUなどに続くものです。
日野RT/RU(ブルーリボン)
日野RT/RU2(1982〜85)・日野RK(1984〜90)
1982年に登場したスケルトンの路線バスRTは縦置きエンジンで、REとは逆配置で左側面に通気孔があります。
1984年に登場した9m大型バスのRKも同じ配置です。
日野RT/RU1(1986〜)
1986年に9m大型バスRKの後継として登場したもので、側面の通気孔が縦長になっているのが特徴。
日野HT/HU(ブルーリボン)
日野HT/HU (1984〜)
1984年にREの後継として登場したスケルトンの路線バスは横倒しエンジンのリアアンダフロアで、右側面に通気孔があります。
日野RV
日野RV100P(1969〜72)
初期型
V8エンジンを搭載した観光バス用の高出力車で、後面の中央部に大きな通気孔があるのが特徴です。
後期型
途中から、左側面の通気孔が縦長になりました。
日野RV(1972〜75)
1972年にモデルチェンジを行い、後面の通気孔形状が変わりました。
日野RV(1975〜77)
1975年に後面の通気孔が1個に減りました。
日野RV(1977〜78)
1977年に左側面の通気孔の脇にあった小さな網がなくなりました。
日野RV(1978〜82)
後面の通気孔なし
1978年に型式の数字の末尾が1になるモデルチェンジに伴い、後面と右側面の通気孔がなくなりました。
日野RS(スケルトン)
日野RS(1977〜82)
初めてのスケルトン構造を採用した観光バスがRSで、エンジンはRVと同じなので、通気孔の配置も同時期にマイナーチェンジしたRVと共通です。
日野RU6(ブルーリボン)
日野RU6(1982〜)
観光バスのRSとRVの後継であるスケルトン構造のブルーリボンは、通気孔の配置は直前の時期のRVと共通です。
日野RM
日野RM(1963〜70)
初期中型バスのRMは同時期の大型バスRB10とよく似た通気孔の配置ですが、左右は逆配置です。
日野RL
日野RL100(1970〜75)
モデルチェンジ後の中型バスRLもよく似た通気孔配置です。
日野RL300/320(1975〜78)
1975年のモデルチェンジでRL300/320となった際、後面中央の横長の通気孔がなくなり、大型バスのREとよく似た通気孔配置になりました。
後ドア引き戸
後ドアが引き戸の場合、左側面に通気孔を設置できないため、後面左側に付きます。大型バスのREの場合と同様の事例ですが、こちらは他に例のない配置になります。
日野RL300/320(1978〜80)
1978年に左側面の通気孔がなくなりました。これも大型バスREと同じ変化です。
日野RL301/321(1980〜81)
後面の通気孔なし
1980年に型式数字の末尾が1になるモデルチェンジで、後面の通気孔がなくなりました。これも大型バスREと同じ変化です。
日野RJ/RR(レインボー)
日野RJ/RR(1982〜)
1982年にスケルトン構造にフルモデルチェンジした際、同時期の日野の他系列とほぼ共通の通気孔配置になりました。
